日本のフィクサーME・続編メモ:(三)第一次安倍総理、麻生総理誕生に関する裏話―2・麻生政権との野中さん。
※(近々掲載予定)三・第一次安倍総理、麻生総理誕生に関する裏話―3・麻生さんと小泉さん(近々赤字クリックでリンク可能)
今回は見直しの関係で、2と3に分離した。本来、三―2と三―3は同一単元である。三―3も近々掲載予定でいる。
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《全箇所共通注意事項》
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(1)著作は、原則として、十二回の見直しをして作成している。
(ブログは、通常、一回程度の見直ししかしていない。)
今回の原稿は、この十二回の見直し以前の単なるメモである。
そこで、作品時点では大きく様変わりするであろう。
それを頭に入れて読んでいただきたい。
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(2)この文書は、故意に嘘(うそ)を10パーセント程度いれている。どこが嘘かは公開できない。善良な第三者に迷惑をかけないための措置である。
総論として、この文書はフィクションとして書いている。
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(3)『日本のフィクサーME』登場人物のキャラクターなどは以下を参照願いたい。
安らぎ文庫>>6-1・『日本のフィクサーME・下』《『日本のフィクサーME』登場人物の紹介》
http://h-takamasa.com/book-01/custom57.html
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◎風景描写→字数の関係で、メモではごく一部を除き風景描写は原則として大きく省略する。
※今回から、以下本文の青字はクリックすれば、ウィキペディア等にリンク。
(If you clicks the blue character of the text, a blue character will link to Wikipedia etc.)
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■The Text.
日本のフィクサーME・続編メモ:三第一次安倍総理、麻生総理誕生に関する裏話―2・麻生政権との野中さん。
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アルコールは何故良いのだろうか。
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余りおいしいとは思わない。同じおいしさならば、アルコール以外にも幾つもの飲み物がある。
頭を麻痺(まひ)させ、精神を解放するから良いのであろうか。
だが、酔っ払った状態で、政策を決められたならば、たまったものではない。パイ(予算)の分配をするときに、相手を酔わせ、「酒の席だから、物事がスムーズに決まった」ではたまったものではない。
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当然、裏での料亭政治などは反対である。
それを異常と思わない人の心理が分からない。
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今、時計を見ると、2017年3月21日、午前3時を回っていた。
少し酔ったはかせが方丈記の一節を唱(とな)える。
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ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。
……。
所も変はらず、人も多かれど、いにしへ見し人は、二、三十人が中に、わづかにひとりふたりなり。朝に死に、夕べに生まるるならひ、ただ水のあわにぞ似たりける。
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私は壁にもたれながら、野田 佳彦君{民主党:第95代総理:在任2011年9月2日~2012年12月26日}のことが脳裏をよぎった。
少し前まで、民進党の何人かは私が安倍政権{自民党:第96・97代総理:在任2012年12月26日~}とべったりと勘違いしていた。野田総理のときのことも忘れて。〝そう〟、いつもの話である。
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小泉政権のときは、私が小泉純一郎氏(自民党:第87・88・89代総理:在任2001年4月26日~ 2006年9月26日)のブレーンの一人と勘違いした人が多数いた。
菅直人政権(民主党:第94代総理:在任2010年6月8日~2011年9月2日)のときも私が菅さんのブレーンと勘違いした人が多数いた。
そして、日本のG7にあわせ、今月の歌で日本特集を組むと、私が安倍政権と親しいと勘違いしている人がでてくる始末である。
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オーストラリアのアボット前豪相{Anthony John “Tony” Abbott、1957年~:第28代オーストラリア連邦首相(在任2013年9月18日 – 2015年9月15日)}もその一人であったかもしれない。彼は、私が民主党政権時代に幾つもアドバイスをしていたため、単純な図式で安倍vsボンちゃんと考えたのであろう。
前回紹介した如く、安倍氏を総理(第一次安倍政権:第90代総理:在任2006年9月26日~2007年9月26日)にするかどうか相談まで受けていた私を。日本の国内でも同一であった。
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先の方丈記ではないが、自民党、民主党(後の民進党)は長期存在していても、当時の中心メンバーが入れ替わり、同一の自民党・民主党でも、内部が違っており、当時の事情を知らないのである。
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ところで野田君が総理になるや、政治経済にはかかわらないことを宣言した。
野田君は早大政経学部政治学科卒業であり、私は同大学院政治学研究科修了であり、早大への在籍時がだぶっていた。金欠の私は、野田君の学生時代には、早大の前期試験・後期試験監督をしていた。
法学部の試験監督もバイトでしたので、岸田外務大臣、稲田防衛大臣などの試験監督もしたのであろう。教育学部の試験監督もしたので、辻本清美さんも、試験監督した可能性がある。
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だが、野田君の場合には同一学部ということで、同じ教授の何人かに習ったであろう。ゼミですら不明である。不明とはややこしい問題に巻き込まれないため調べなかったからである。
そこで、野田君が総理になるや、裏で動くとややこしいため(実際に当時の教授などを通じて接点があるため)、政治経済には口を挟まぬことを宣言をした。ただし、見かねて三つだけ言うことになった。消費税問題、尖閣国有化問題などである。
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このようなことを考えながら壁にもたれていると、布袋(ほてい)さんが、私に話しかけてきた。
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布袋:安倍第一次政権の話は聞いた。
では、福田さんや、麻生総理誕生のときはどうなの。
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ボン:福田康夫さんが総理のとき(福田康夫:第91代総理:在任2007年9月26日~2008年9月24日)には特に諮問類は受けていないと思う。
多分、相談も受けていない。
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もっとも、四川省大地震(2008年5月12日)のときはすぐ自衛隊を派遣すべきと言った。
その関係かどうか不明であるが、実際に自衛隊の派遣を、中国が受け入れた。
当然、福田さんが総理のときには、尖閣を巡る問題などでややこしいことは起こらなくなったはずだ。これが、本当の外交だ。
それと、消費者庁……。
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麻生太郎総理(92代総理:在任2008年9月24日~2009年9月16日)だけれど、麻生総理誕生秘話は知らない。
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ただし、野中広務氏(1925年~:自民党幹事長などを歴任 )のことで、少し話しておいた方が良いと思うことがある。
本当は物語の順番に書かなければならないのだが、野中さんも九十歳を超え、いつ何があるか分からない年齢になられたので今回書くことにした。
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明神:ボンちゃんサー、麻生氏と野中広務氏の確執の件かい。
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布袋:麻生氏と野中氏が喧嘩(けんか)でもしたのかい。
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ボン:僕は、その件は何も書かない。
最初に書いただろ。
この『日本のフィクサーME』シリーズは、情報公開を兼ねているとはいえ、人と人の対立を目的とするものではなく、その逆・〝和〟を目的とする物なのだ。
だから、野中さんと麻生氏に何があったかは、ウィキペディアか、魚住昭『野中広務 差別と権力』(講談社文庫)でも読んでよ。
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布袋:では、ボンはこの二人の間で何を知っているの。
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ボン:このことを書くことが野中さんにとって良いのか・悪いのか分からないけれど、一度、書いて残した方が良いと思うことがあったのだ。
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それは、麻生政権ができる少し前のことだ。
テレビに、突然、野中広務氏がでてきて、思いあまった感じで、考え深そうに言うんだ。
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『君、君の言いたいことは分かる。
私も、一時は腸(はらわた)が煮えくり返るくらいに頭にきた。
しかし、考えて見てくれ。
民主党が政権を取る方が良いか、麻生氏が政権を取る方が良いか。
じっくりと考えてみてくれ。
私は確かに麻生氏には…である。
しかし、どちらがましか。
どちらかを取れと言われれば、私は麻生君をとる。
君も考えてみてくれ。
……』
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明神:野中さんはサー、ボンちゃんのことをサー、小泉政権のブレーンか自民党のブレーンと勘違いしていたんだ。
では、民主党(現・民進党)政権のときに、菅直人氏などと仲が良いのを見て、野中さんどう言ったの。
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ボン:今度は民主党政権時代か、民主党政権時代が終わった頃に野中さんがテレビにでているのを見た。
確か、野中さんが尖閣問題で、当時田中首相が中国と話し合った席で「(日中)双方が棚上げし、そのまま波静かにやっていこうという話」があったと言われた。
「…野中氏は…当時のことを知る生き証人として、明らかにしたいという思いがあった。私としてはなすべきことをしたという思いだ」とも言われていた。
周恩来首相との国交正常化交渉を終えた直後、田中角栄氏が箱根で開いた田中派の青年研修で「棚上げ」について明らかにした…などを話された。
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☆☆☆『朝日新聞デジタル』の該当箇所から抜粋☆☆☆
【北京=林望】野中広務元官房長官は3日、1972年9月の日中国交正常化直後に田中角栄首相(当時)から、尖閣諸島の領有権について日中双方が棚上げを確認したと直接聞いたことを明らかにした。野中氏は同日、北京で中国共産党の序列5位の劉雲山・党政治局常務委員と会談した際にその内容を伝えた。
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野中氏が会談後の記者会見で明らかにした。野中氏によると、「(日中)双方が棚上げし、そのまま波静かにやっていこうという話だった」という。尖閣諸島の領有権問題について、中国は「棚上げ合意」があったとしているが、日本政府は認めていない。
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野中氏は「当時のことを知る生き証人として、明らかにしたいという思いがあった。私としてはなすべきことをしたという思いだ」と述べた。
☆☆☆抜粋終了☆☆☆
朝日新聞デジタル:2013年6月4日5時23分
『田中元首相から尖閣棚上げ合意聞いた 野中氏、中国側に』
http://www.asahi.com/special/news/articles/TKY201306030546.html
☆☆☆紹介箇所終了☆☆☆
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このときに、野中広務氏は目をつぶり、上記の内容を言った。また、私の方をちらっと見た後、「君には裏切られた」か「私は何という勘違いをしていたのか」という表情でまた目をつぶられた。
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私は、様々な原稿に記しているように、党派中立・宗派中立宣言をしている人間である。
ただし、人が良いのか、条件反射からか、テレビから〝ホィッ〟と何かを諮問されたり、尋ねられたりすれば返答をしてしまうことがある。
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小泉政権や菅直人政権などでも同様であった。
小泉さんとは馬が合った気もしたし、菅直人さんとは〝仲良し〟の気もしていた。
しかし、党派中立や宗派中立を一貫して貫いていることは事実である。
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このときに、私は野中さんに言おうと思った。
「日本政府などは、私の情報を十分には持っていない。野中さん、中国に行かれたのならば温家宝前首相に聞けば、私のことは分かったのに」、と。
おそらく、習近平国家主席や李首相に聞かれても分かると思う。
それ以下の地位の人では無理であろう。日本でも、私に詳しいのは総理になるか、財界では経団連トップにならないと無理だと思う。
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海外は、どういう方法を使っているのか知らないけれど、私のことに凄(すご)く詳しい。
アメリカもそうであるが、それ以上に中国は詳しいと思う。多分、ロシアも詳しいだろう。北朝鮮ですら、一定、私の情報はもっていると思う。ただし、いずれも、情報部担当者以外では、総理・大統領クラスしか、私のことは十分知らないと思う。
近所や親戚の人よりも、僕については詳しい国もある。近所や親戚のどの家とどういうトラブルがあったかまで、中国では知っていたくらいだ(中国の旅でいずれ少し記述予定)。
メルケルさん(ドイツ首相)などは、潔癖主義者だから(スパイ的なことはしないため)、私の情報はほとんど持っていないと思う。それで良いと思う。
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日本でも私のことを詳細に知るのは、総裁などのポストに就くか、経団連会長などのポストに就(つ)いたときからでしかない。
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余り、大した情報ではないが、未だに、自民党の一部で野中さんに対して勘違いをしている人が相当いるため、お節介ではあるが昔の話を書かせていただいた。
同時に、再度、記せば、もし野中さんが中国に行かれれば、温家宝前首相に聞かれれば、私のことは大半分かるであろう。国内で聞くよりは確かである。多分、李首相や習近平国家主席も私のことはかなり知っているであろう。
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勿論、オバマ米国前大統領、バイデン前副大統領、ケリー前国務長官なども、私のことには詳しいため、日本政府などに聞くよりは彼らに聞く方が情報量も多いし、正確な情報が入るであろう。
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布袋:たったそれだけのことかい。
それに、黙っていれば、自民党内で対立が深まって面白かったのに。
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明神:では、ボンちゃんサー、麻生氏は、野中氏との件と勘違いをし、ボンちゃんには麻生政権時代には一切接触してこなかったんだ。
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ボン:いや、それよりも小泉さんとの件ではないかな。
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明神:小泉さんと麻生さんってサー、どちらもタカ派だろ。
それに小泉内閣では麻生さんは閣僚だろ。
ぼんちゃんサー、どういうこと。
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(次回、近々掲載予定に続く)
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