「2013年の真相」№15・第2章第4節・橋下発言の問題点:💁正式公開

「2013年の真相」№15・第2章第4節・橋下発言の問題点

(日本のフィクサーME・パート2の一部に該当):📣💁正式公開


【更新履歴】

2021/03/26 0:25下書掲載。(ただし、下書公開は夕方頃からの予定)

2021/03/26 17:58から下書段階で掲載開始

2021/03/27 17:11 正式公開.  17:18 微修正

 


2013年の真相―№15
α(一番下に2021年追記)
β(上に本体・原則小学館に送付したまま)
γ(📷写真・🎦動画の挿入)

全体目次は下記。今回は2章第2節。

№10以降読みやすくするため、βとαの順番を逆にする


2013年の真相・目次

 

 


β(原則小学館に送付したまま)


β(真ん中本体・原則小学館に送付したまま)

(第2章)・第4節・橋下発言の問題点


 橋下君の言動は次の通りである。


(資料1)―☆☆『MSN・産経ニュース二〇一三・五・一三』より☆☆―
 日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長は十三日夕、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)を視察し同飛行場の司令官と面会した際に『もっと日本の風俗業を活用してほしい』と促していたことを明らかにした。『風俗業を活用してもらわないと、海兵隊の猛者の性的なエネルギーをコントロールできない』と伝えたというが、司令官は「『米軍では禁止されている』などと取り合わなかったという。

 橋下氏は今月一日、同飛行場を視察。その際、司令官に『合法的に性的なエネルギーを解消できる場所が日本にはある』と述べた上で、海兵隊員に風俗業者を活用させるよう求めたという。橋下氏によると、司令官は凍り付いたような表情をみせ、『米軍では禁止の通達を出している。これ以上、この話はやめよう』と打ち切った。

 橋下氏は記者団に対して『(米兵による)事件が収まる因果関係があるようなものではないが、活用を真っ正面から認めないと駄目。兵士は命を落としかねない極限状況に追い込まれており、そのエネルギーを発散させることを考えないといけない』と述べた。

 橋下氏はこの日午前、戦時中の慰安婦制度について『必要なのは誰だって分かる』と発言。夕方、その発言について改めて言及した際、司令官とのやり取りを明らかにした。」
 ―☆☆引用終了☆☆―


この発言と私の見解の相違を明白にしておく。

第一に、日本の公職にある人間が米国の司令官に向かってこうしたことを言うことは、内政干渉となり、国際ルールに違反する。言っても良いのは「米軍犯罪をなくすため毅然たる態度をとれ、あるいはそのためのアイデアを真剣に考えろ」までである。

第二に、彼の提言に従えば、風俗での米軍犯罪が新たに発生する危険性がある。最低でも風俗店でのトラブルは言葉や文化の違いから多発するであろう。もし、殺人事件などが起きた場合に、橋下君がその責任を取ると言い切れるのかという問題がある。

第三に、上からの形で風俗を制度化しても、沖縄での性犯罪がなくなるという保証はない。戦前の日本軍においても、中国で従軍慰安婦制度があったにも拘わらず、性犯罪があったと聞いている。
私の言動を歪曲化した発言はここまでであり、後は百八十度の違いがある。即ち、真反対の言動となっている。

(資料2)―☆☆「アサヒコム・二〇一三年五月一四日」より抜粋☆☆―

 【午前】…… 当時は日本だけじゃなくいろんな軍で慰安婦制度を活用していた。あれだけ銃弾が雨嵐のごとく飛び交う中で命をかけて走っていくときに、そんな猛者集団というか、精神的にも高ぶっている集団は、どこかで休息をさせてあげようと思ったら慰安婦制度は必要なのはこれは誰だってわかる。…… ただ、日本国が、韓国とかいろんなところの宣伝の効果があって、レイプ国家だと見られてしまっている。ここが一番問題。証拠が出てくれば認めなきゃいけないが、今のところ二〇〇七年の(第一次安倍内閣の)閣議決定ではそういう証拠がないとなっている。そこはしっかり言っていかなきゃいけない。……

【午後】 ……(慰安婦制度は)朝鮮戦争のときもあった。沖縄占領時代だって、日本人の女性が米軍基地の周辺でそういうところに携わっていた。良いか悪いかは別で、あったのは間違いない。戦争責任の一環としてそういう女性たちに配慮しなければいけないが、そういう仕事があったことまでは否定できない。

 歴史をひもといたら、いろんな戦争で、勝った側が負けた側をレイプするだのなんだのっていうのは、山ほどある。そういうのを抑えていくためには、一定の慰安婦みたいな制度が必要だったのも厳然たる事実だ。そんな中で、なぜ日本が世界から非難されているのかを、日本国民は知っておかないといけない。
 ―☆☆引用終了☆☆―


この文脈は、私の言動とは全く逆である。

①私は風俗一般論ではなく、従軍慰安婦制度には反対しているからである。その根拠を美輪氏の解説を引用することで置き換える。

 ②私は奴隷・蛸部屋・監禁労働を強く非難している。風俗でも、その種のタイプには当然猛反対をしている。そして、日本の場合には、戦前にコリア(Korea)から、男性を労働力確保のために強制連行した事実が多数ある以上、女性だけがその例外とは通常は考えられない。

また、日本国内においても、昭和農村恐慌のときなどに女性の身売りが社会問題化していた。そうした状況を考えると、日本に植民地化されていたコリアン女性は、日本国内以上に、そうした被害にあったと通常は想定される。

さらに、日本国内で、関東大震災の際に、「朝鮮人が井戸に毒を入れた」とデマ{デマ自体は黒澤明氏も直に聞いたという}を飛ばし、在日コリアン虐殺が行われた事実を考えても、被害は深刻であったと推定される。《【二〇二〇年追記】虐殺についての真偽議論が現在あると初めて聞いたが、それは被害 〈者〉〈対して〉国家賠償の義務が生じても、戦後早い時期に徹底した(国勢調査を含む)科学的調査をしなかったツケであろう。》

なお、海外の従軍慰安婦制度に日本ほどの人権蹂躙があったかどうかは不明である。想像では日本の場合は人権侵害の度合いが特出していたように思われるが、現時点では海外の事例を調べていないため想像でしかない。だが、海外との比較抜きでも、(現在は調査していないため不明であるが)、過去に在日コリアン差別が存在していたことから判断して、戦前は人権剥奪セックス・スレーブ型従軍慰安婦として、コリアン女性などの人権侵害があったと分析される。長期に亘る差別政策から考えても、通常の従軍慰安婦とは人権侵害の質が違う可能性が高いとしか分析されない。ただし、従軍慰安婦制度そのものに問題があるのは美輪談話からも明白である。

③橋下君の「他の国も」論に関しては余りにも、幼児的議論でしかない。③を次に解説する。

他国に戦争犯罪があったからといって、日本の戦争犯罪(戦時国際法違反)が免罪されるものではない。従軍慰安婦制度も同様である。

ドイツのメルケル首相が、イギリスやフランスも戦争時に虐殺をした事例を探してきて、「他国も戦争犯罪の事例があるのだから、ヒトラーだけを批判するのはおかしい」と発言するであろうか。ドイツが、他国の戦争犯罪を批判したとしても、それ以上にヒトラーの戦争犯罪を糾弾するであろう。

日本が他国の戦争犯罪を非難・批判することは問題ないが、それ以上に、日本が行った戦争犯罪を糾弾しなければならない。ドイツ政府が外国人がヒトラーを擁護すれば憤るように、日本も日本の戦争犯罪を他国が擁護すれば、逆に怒らなければならない。その上で、他国の戦争犯罪についても言及しなければならない。美輪談話の後で、韓国のベトナム戦争に関する問題点として、私が昔言ったコメントを記す。


(資料3)―☆☆【日本人慰安婦の話~橋下〝維新の会〟は聞け 美輪明宏】(二〇一三年六月のライブドアニュースより)☆☆―

 今日はですね、橋下さんが発言しちゃって問題になっております、従軍慰安婦問題。……

 まず、私が何故そんなことを知っているかと言いますと、終戦後にその人たちが満州、つまり今の中国から引き揚げてきたんですね。引き揚げてきて私長崎でございましょう、長崎には丸山遊郭という有名な、女郎さん遊女たちがいて売春する、そういう街があったんですね。坂本龍馬なども遊んでいたような有名な所ですね、日本の3大遊郭という。これが、戦争中に遊興の場所というのはカフェやバーも遊郭もみんな閉店させられて全部が商売営業停止になったんですよ。そしてその人たちは行き場が無くなったんですね。

 その人たちはどういう人たちが遊女になっているかというと、主に、人身売買が当たり前になっていた時代でしたから。貧しい農家の娘さんとか、貧しい家の子供たちが、自分が売られていけばお父さんもお母さんも弟たちも飢え死にしないで済むからといって、女衒(ぜげん)と言われる人買いの人に話をしてもらって遊郭に身を売られて、身を売っていったんですね。一家の犠牲になっている貧しいお嬢さんたちが多かったんです。

 閉鎖されて行き場が無くなったときに、軍の出先機関で大政翼賛会(たいせいよくさんかい)という組織があったんです。そこの人に声をかけられて、満州に良い仕事があるぞ。カフェとか遊郭があるから、そっちへ行って稼げばいいということで、そして喜んでそちらへ行ってみたらなんと、話が違って従軍慰安婦だったというんですね。

 従軍慰安婦というのは街ならその街にずっと居着いて遊郭にいて、そして男の人たちの相手をするというだけではなくて、従軍慰安婦の人たちは「従軍」と言いますでしょう、軍に従うと書いてあって第一線を付いて周るんですね。そして筵(むしろ)みたいなものを敷いて、筵みたいなものを立てて、コーリャンという麦よりももっと不味い穀物で作った真っ黒いおにぎりですけれど、私も長崎で食べたことがありますけれど、食べられた物じゃないです。それを枕元に置いて食べながら、表には兵隊たちが木札をもってズラリと並んで、それを一人ひとり相手をして。

 そして鉄砲の練習をさせられて、敵が来たら身を守るためといって銃の練習をさせられて、敵が押し寄せてきますでしょう、馬賊(ばぞく)とか匪賊(ひぞく)とか。そうすると兵隊と一緒に戦うんですって。戦って流れ弾に当たって死んだら、今度は日本婦人がそういうことをしていたというと恥になるからといって、モンペやなにかを脱がされて支那(しな)服に着替えさせられて、そして放り出されるんですって。そして埋めてももらえない、焼いてももらえない、野ざらし雨ざらし。山犬の食い荒らすままになっていて。

 そして終戦後引き揚げてくるときに、まず軍人の将校たちと家族がトラックに乗って逃げて、自分たちは置いてきぼりになったんですって。

 他の移民団、開拓団の人たちと一緒になって、命からがら引き揚げてきて村に帰ったら、村の恥さらしとか面汚しとか言われて。そして家へ帰ったら、自分はお父さんお母さん、一家のために売られて行ったのに、「お前のやっていたことが世間様に知られたら、家の恥になる、出て行ってくれ。」と。

 もうそれはどこに恨みを持っていったらいいのか、それは悲憤慷慨(ひふんこうがい)ですね。それを行き場所が無いから、自分が従軍慰安婦だったというのを隠しているんですよ。

 だから日本人の従軍慰安婦は一人も出てきませんでしょう。そういう事情があるんですね。……
 ―☆☆引用終了☆☆―


この美輪談話を読めば、従軍慰安婦問題が分かるであろう。植民地コリアン女性の状態も想像がつくであろう。同時に、証拠がないのではなく、慰安婦制度の証拠は隠滅されたと考えるのが常識である。また、戦死した従軍慰安婦女性を靖国に祭っていないと思う。

なお、私は、どの国の戦争犯罪に対しても抗議するという立場を取っているが、真っ先に批判するのは母国・日本の戦争犯罪である。もし、他国の誰かが日本の戦争犯罪を擁護したならば、その人間を徹底的に批判する。恐らく、ドイツのメルケル首相も同様ではなかろうか。外国の誰かが、ヒトラーを擁護したときに、メルケル首相は喜ぶであろうか。この例えで、私の心情は理解されると思う。

次に、私は、オバマ大統領が「君は高校生と同じだと」笑った如く、戦争そのものをなくす道筋をつくる努力をしている。

これらを前置きした上で、韓国の戦争犯罪の話と、朴大統領が批判した金大中大統領のベトナムへの謝罪についての裏話を行う。私は、韓国・北朝鮮からの強制連行被害者・従軍慰安婦被害者に深い連帯と支援を続けている者であるが、それとは別に韓国軍がベトナムで行った戦争犯罪(虐殺・強姦事件)を批判したこともある。

そのせいかどうかは不明であるが、金大中{キム・デジュン。一九二五~二〇〇九年。第一五代大統領(在位一九九八 ~二〇〇三年)}大統領はベトナム訪問の際に、過去の戦争の歴史で謝罪したことがある。


(資料4)―☆☆「MSN・産経ニュース」二〇一三年九月一〇日☆☆―

 【ソウル=黒田勝弘】ベトナム訪問中の朴槿恵(パク・クネ)大統領が過去の戦争の歴史について謝罪発言などまったくせず、ベトナム側も何ら要求していないことが韓国で話題になっている。十日付の新聞論調では、韓国が日本に対してしきりに「歴史直視」を要求していることと矛盾するではないかとの皮肉も出ている(ハンギョレ新聞社説)。

 韓国は1960~70年代のベトナム戦争で米軍支援のため延べ30万人以上の部隊を派兵し、部分的に〝住民虐殺事件〟もあったとされる。ベトナム統一後、両国は92年に国交を結んだが、ベトナムは韓国に対し謝罪や反省、補償など一切求めなかった。

 しかし2001年、金大中(キム・デジュン)大統領がベトナム訪問の際、「不本意ながらベトナム国民に苦痛を与えたことを申し訳なく思う」と〝謝罪〟した。これに対し当時、野党だった朴槿恵ハンナラ党副総裁は「金大統領の歴史認識を憂慮せざるを得ない。参戦勇士の名誉を傷つけるものだ」と批判した経緯がある。
 ―☆☆引用終了☆☆―


この金大中大統領、後の盧武鉉大統領の謝罪が、私の言動と関係していたのか、他の人の意見か、それとも自分から思いついたのかは不明である。ただし、私の言動頃のため、多少気になっている。

今でも、当時のベトナムのどこに問題があったのであろうか、と思う。左翼ではない人にも、あるいはアメリカ人にも聞いてみるがよい。キング牧師は元より、モハメドアリ、それどころかケリー国務長官などの意見も、オバマ大統領の意見も、アメリカ国民もどう考えているのだろうか、私も聞いてみたい。

なお、アメリカは現在ベトナム戦争を正当化しているかどうかは不明であるが、ソンミ村虐殺事件(一九六八年)などに関しては不十分ながらも軍法会議を開き有罪判決をだしている(一九七〇年に開かれた軍事法廷で、この虐殺に関与した兵士十四人が殺人罪で起訴され、一九七一年に下った判決ではカリーに終身刑が言い渡され、十三人は証拠不十分で無罪となった)。戦争自体が不条理であるが、それでも戦時国際法等々に反する行為は戦争犯罪とみなし、当事国アメリカ自体が不十分ながらも、軍規に基づき処罰をしている。ベトナム戦争中の韓国の軍法会議の有無は現時点では不明である。

私は日本の侵略戦争を第一に批判する。他国も同様に日本の侵略戦争を批判することを望む。他国の人が日本の侵略戦争を擁護するならば、私はその人を批判するであろう。だが、他方、私は他国の戦争犯罪、米国のソンミ村虐殺事件、韓国によるベトナム人虐殺事件なども常に注目している。ただし、ベトナムは戦勝国としての自負があり、他国に謝罪を求めていないと聞いているため、私もこれ以上のコメントは控える次第である。また、アメリカはソンミ村虐殺事件に関して、国家としてそれを擁護することはない。そうした点で、日本の戦争犯罪は、ヒトラー同様に、他国の戦争犯罪とは質と量が違っていた可能性は否定できない。

 もし韓国を再訪問する機会があり、ベトナム問題について聞かれれば、私の立場が不利になっても、私は同様の発言をする。同時に、韓国の人が戦前の日本を擁護しても同様にそれに対して批判を行う。なお、もし日本に憲法九条がなければ、日本もベトナムで韓国同様のことをしていたことは間違いない。私は、金大中大統領の、ベトナムでの言動・謝罪発言に敬意を払うものである。

こうして、オバマ・習近平会談まで、テレビを見ることを止め、BBCとCNNに向けて、日本の従軍慰安婦制度及び戦争犯罪に注目するよう呼びかけを行った。具体的にはパソコンのインタネットを通じて、BBCとCNN放送に呼びかけ続けた。日本のTVで双方向け会話ができるならば、外国のTVやパソコンのインタネットでも同様だろうと考えたからである。やがて、その効果は不明であるが、国連が勧告を出すことになる。それを次に引用する。その後で、第5節で橋下発言批判を行ったときの覚書を一部掲載する。


(資料5)―☆☆「アサヒコム」二〇一三年五月三一日より☆☆―

【ジュネーブ=前川浩之】国連の拷問禁止委員会は31日、旧日本軍の慰安婦問題で「日本の政治家や地方の高官が事実を否定し、被害者を傷つけている」とする勧告をまとめた。橋下徹大阪市長らの最近の発言を念頭に置いたものとみられる。日本政府に対し、こうした発言に明確に反論するよう求めている。

 拷問禁止委員会は、人間の非人道的な取り扱いを禁止する条約を守っているかどうかを調べる国際人権機関。慰安婦を条約上の被害者だとしている。10人の委員が数年に1回のペースで各国を審査する仕組みで、1999年に条約を締結した日本は、5月21、22の両日、6年ぶり2回目の審査を受けた。

 勧告は、慰安婦問題について「国会議員を含む政治家や地方政府高官によって、事実を否定する発言が続いている」と批判。日本政府がただちにとるべき対応として「当局者や公的人物による事実の否定や、それによって被害者を再び傷つける行為に反論すること」をあげた。

 名指しはしていないが、審査では、慰安婦問題を取り上げた委員4人のうち3人が「慰安婦制度は必要なのは誰だってわかる」「強制連行を示す証拠はない」などとした橋下氏の発言に触れ、日本政府の見解をただしていた。

 勧告対象は、代用監獄問題など多項目にわたった。慰安婦問題では、元慰安婦に対する公的な補償や救済措置がなく、関係者の訴追が行われていないことに懸念も表明。さらに、日本政府に対し、全ての歴史の教科書に慰安婦問題を含めるよう求めた。

 審査で日本政府代表は、93年の河野談話や償い金を支給したアジア女性基金の取り組みを説明したが、橋下氏の発言には一切触れなかった。
 ―☆☆引用終了☆☆―



 

α(2021年追記):2021/03/27 17:10掲載


議論の論点。


各人が各意見を憲法と法律の範囲内で述べることは保証されなければならない。私も多様な意見に耳を傾けるだけではなく、多様な意見が述べられる環境づくりに協力したい。
 そこで橋下君と私の見解が違っていても、橋下君が意見を述べることは尊重したい。

この問題は、超多忙なため、本来は完全無視となっていた。ところが、橋下君の見解の出所が私であるという印象操作、若しくは催眠型マインドコントロールを受け、やむなく橋下君と私の見解の相違を述べざるをえなくなった。やむなくとは老後破綻前で、最後の起業中であり、橋下君の問題に時間を割くゆとりが本来はなかったからである。


ポイント―1・従軍慰安婦と風俗の違い
美輪明宏氏の解説がわかりやすい。「従軍」との有無問題である。
美輪明宏氏の談話を動画で紹介したが、現在はその動画はリンク切れか何かででてこない。そこで美輪氏の言動を活字化した箇所を紹介しておく。下記の資料3の箇所である。
この全文を読まれることを勧める。

ポイント―2・風俗や生産業には各種違いがある。
蛸(たこ)部屋強制監禁型風俗から、「ティファニーで朝食」(Breakfast at Tiffany’s)型の性を含む交際産業(ニューヨークの高級コールガール)まで、グラデーションがある。 そこで風俗や性産業一般としてひとまとめにすることには問題がある。

橋下君も前者型生産業は当然否定するであろうと信ずる。すると、日本が戦前軍隊相手…「従軍慰安婦…」がどの種類かが問題となる。
風俗もグラデーション問題があり、娯楽志向型風俗から、蛸部屋・監禁・強制型と関係がある風俗もある。同時に、(相対的貧困ではなく)絶対的貧困との関係性からも各種風俗を別個に判断する必要がある。要するに、各種風俗や生産業があり、一つの枠でくくれるものではない。
軍の隊員と関係した「従軍慰安婦」…関する問題は科学的調査が必要な分野である。


【付録意見―1】

 ただし、被害が明白になった場合には相手国家とは別に個人への被害賠償が生じてくる。前者はケリがついている場合が多いとしても、後者は不明である。条約で「後は…」に近いことが書いてあっても、国際自然法とか国際的一般法自体に条約が違反していれば、条約自体の有効性が問題となり、再検討の必要性が生じてくる場合もある。これは一般論であり、今回とは無関係のため、【付録意見】の箇所は参考記述にすぎない。

【付録意見―2】
絶対的貧困からのやむを得ない性風俗…は国家責任であり、やむを得ず…の土壌をなくさなければならない。それは個人よりも、国家の責任である。
相対的貧困や娯楽志向からの性風俗に関しては、拙著「風俗論」に掲載した如(ごと)く、法律で禁止すべきではなく、正道に基づく死滅政策だけが重要である。ただし、死滅が良いというのは歴史の一定段階(双方浮気をしないという契約が主流時代)の話であり、遠い将来は不明である。現在の日本では、浮気をしないという契約が主流であるが、主流か否かに関わらず、ともかく契約を結べば、その種の契約も契約である以上、契約を守る必要があると私は考えている。
禁酒法は、アメリカでは法律で禁止すべきではないとした歴史的経過がある。これを参照に。だが、禁煙運動自体が問題がないのと同様に、禁酒運動も合法的である限り、問題はない。
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浜田隆政・雑話第三回(風俗論-1)・売春は法律で罰すべきか否か―現在は本質を忘却した悪法(現代のイドラへの挑戦)(2015年10月24日掲載)
http://takahama-chan.sakura.ne.jp/politics/custom73.html
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ポイント―3・性風俗と国内法との整合性。
国内法との絡みがあり、単独で国家推奨型風俗…などは、少なくとも、私は言った覚えがない。

ポイント―4・内政不干渉問題。
海外への進言を、主要な政治家はどこまで可能か。現行の国際法解釈では内政不干渉が一般原則となっている。ただし、ヒトラー登場後から、人権が絡む場合には例外であるという風潮がある。
橋下君との私の違いは、私は主要な政治家ではなく、単なる一国民である。
それでも、私は内政干渉問題を重視し、内政干渉事項には慎重な立場をとる人間である。

ポイント―5・私の言動との相違
これは、今回記述不足であるが、補足はしない。何故(なぜ)ならば次回以降に明白に相違点について解説しているからである。次回以降を参照。

ポイント―6・橋下君などが誤情報に騙(だま)された疑惑。
次回の記述に登場する疑惑である。私の言動などの盗聴類を、○○○が■■■に依頼…である。盗聴自体が大犯罪であるが、もし■■■が嘘(うそ)を言い続けていれば、その嘘を土台に行動した政治家がいれば大変なことになろう。

なお、私の言動の重要部分は正確にガラス張り公開しているだけではない。多分、かなりの国の機関が、何らかの手段で聞いているであろう。よって、■■■が絡んでいる場合にはその嘘は世界の国の●●●などは知っているであろう。ただし、入手手段が問題なので公開できないだけである。●●●は一か国どころではないことだけが多分事実であろう。



【備考】
本文中の「戦争犯罪」とは、将来の解釈や広い解釈ではなく、単に「現行の戦時国際法違反」などの狭義の戦争犯罪をさして使用しているだけである。

小学館送付以降は修正はしない方針であったが、今回誤字類が二箇所あり、誤字類だけ修正している。修正部分は〈 〉と紫字で表記している。

本文中の資料の出所関係のインタネット・リンクアドレスを探したが、ほとんどリンク切れのため、少しでも関係しているリンクだけを掲載しておく。特に資料―3(美輪明宏氏のコメント箇所)は重要である。

(資料2関連)

http://www.arsvi.com/d/hf.htm

(資料3関連)

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【日本人慰安婦の話~橋下“維新の会”は聞け 美輪明宏】
(2013年6月のライブドアニュースより)
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~二次加害者とならないために~
日本人慰安婦の話と、元日本軍慰安婦に関する正確な知識
2015.1.14
https://kajipon.com/kt/peace-i.html
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(関連)

https://news.ameba.jp/entry/20130530-803