政治経済を語る・№4・オバマ大統領は長崎を訪問するかどうか(コメント)

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政治経済を語る・№4・オバマ大統領は長崎を訪問するかどうか、に関するコメント。

(一)私自身の分析。

 

個人的希望とすれば、戦争をなくす上で効果的な地はすべて訪問していただきたい。しかし、米国やオバマ大統領、さらには受入れ国や受入れ地の事情もあるため、私個人とすれば、ノーコメントである。
ただし、政治学を専門としてきた私の分析は以下の通りである。

現時点では、相当難しいと思われる。理由は以下の通りである。
①サミットなどのついでにという形と、それだけを目的としてくるという形では、米国や世界の受け止め方が違うこと。
②現在、アメリカではアメリカ大統領予備選挙の真っ最中であり、それへの影響問題。
③米国大統領としての多忙さ。

では、「オバマ大統領が在任中の長崎訪問はないか」と言えば、それはホワイトハウスや、ときにはオバマ大統領ですら、分からぬ力学問題があり、不明である。
簡単に言えば、ここ一箇月のオバマ大統領の支持率は50~53%である。ごく玉に49%の日があった程度である。毎日チェックしているギャロップ調査の数値である。

もし、広島を訪問して支持率が大きく向上したり、アメリカ大統領選挙で好ましい結果を生み出したりすることに大きなプラスになるとなれば、オバマ大統領の意思をこえて、オバマ大統領は長崎を訪問することになるであろう。
その逆も然(しか)りである。

簡単に言えば、広島訪問直後から支持率が70パーセントを超えたりすれば……どうなるか。この数値はあり得ないが、60パーセントを超えたりすれば……?となる。
私自身は、そのありえないことを世界に求めている。戦争を起こすと言えば、大統領の支持率が一気にあがることがよくある。

もし、9・11事件がなければ、ブッシュ氏の再選はなく、ケリー氏が大統領となっていたであろう。何度も書いた通りである。その逆を私は求めている。戦争を回避すれば大統領・総理の支持率が一気にあがり、戦争に介入すれば大統領・総理の支持率が一気に下がる社会である。
9・11事件直後にブッシュ氏の支持率は91パーセントとなる。
 彼の父のジョージ・H・W・ブッシュも湾岸戦争開戦時には大統領支持率は89パーセントとなり、9・11事件までは歴代最高の支持率を記録した。

よって、オバマ大統領の長崎訪問は、世界の世論の動向と、アメリカでの大統領支持率、さらには次期大統領選挙への影響の如何(いかん)にかかわっているとしか言えない。


そんなことは子供でも分かりきっていると言う人もいよう。だが、現時点では、その子供でも分かりきっていることが全ての事実である。同時に、その分かりきっていることを念のため、メモしておく必要性があったため記したのみである。


二、関連情報

(1)アメリカ大統領予備選挙問題。
「米FOXニュースが18日に発表した大統領選に関する全米世論調査で、共和党の実業家トランプ氏(69)と民主党のクリントン前国務長官(68)の直接対決を想定した場合、トランプ氏がわずかに上回る結果となった。トランプ氏が指名獲得を確実にしてから、米主要メディアの全米調査で同氏がクリントン氏に対して優位となったのは初めて。

FOXニュースが今回実施した世論調査では、トランプ氏の支持率が45%で、クリントン氏が42%。前回4月中旬の調査では、クリントン氏が48%で、トランプ氏の41%を7ポイント上回っていたが、今回逆転した。……」
朝日新聞DIGITAL、2016年5月19日11時59分。

さらなる詳細な情報は、入手次第(しだい)、掲載予定でいる。

(2)オバマ大統領の今回のベトナム訪問及び広島訪問について。

①韓国の反応及び意見については、日本語向けHPとしては、中央日報、朝鮮日報、ハンギョレ新聞などがある。ハンギョレ新聞はこの間、かなり細かく報道していた。韓国人原爆犠牲者慰霊碑……など。興味のある方は直(じか)に同上新聞HPを御覧いただきたい。いずれも日本語で書かれている。私のHPからでは以下にアドレスを掲載している。

〇公式HP・動画中心であるが一部例外記載あり(韓国・中国・台湾・ベトナムの情報サイトアドレスなど)
http://takahama-chan.sakura.ne.jp/custom6.html

〇安らぎ文庫HP→同上を含む世界の主要新聞アドレス。
http://h-takamasa.com/custom15.html

(3)オバマ大統領の5月23日~27日の日程。


5月22日(日曜日)ベトナムでの総選挙(開票結果は6月中旬頃公表されるようである)

5月23日(月曜日)オバマ大統領ベトナム訪問
5月24日(火曜日)ベトナム
5月25日(水曜日)ベトナムから日本へ
5月25日(水曜日)日米首脳会議(場合によれば26日午前)→25日に行う方向で調整しているが、来日前にオバマ氏が訪問するベトナムからの到着時間次第で26日午前になる可能性もある。
5月26日(木曜日)サミット
5月27日(金曜日)サミット
5月27日(金曜日)午後、オバマ大統領広島へ


※情報元
5月23日~25日→「VIET 10 (ベトジョー ベトナムニュース)」から
5月25日産経新聞HPから
5月26日~27日→内閣府
5月27日広島→各種メディアから

「……1995年の越米国交正常化からこれまでに、米国の現役大統領がベトナムを訪問するのは今回が3回目。ビル・クリントン元大統領が2000年11月に、ジョージ・ブッシュ前大統領が2006年11月にそれぞれベトナムを訪れている。……」「VIET 10」より抜粋。

オバマ大統領の訪越は当初5月22日からと、同HPは記していたが、どちらの側(かわ)かの事情で5月23日からとなったようである。

(三)私個人の見解。

①本年5月20日のTwitterに以下記載。

「16-099-3.オバマ大統領、被爆地訪問について再度コメント。
オバマ大統領が広島か長崎。場所はどちらでもよい。
野党も安倍総理も同一意見のはず。
岸田氏は外相とすればどちらでもよい。国会議員とすれば広島が嬉(うれ)しい程度。私は議員ではないためどちらでもよい。今夜何かに記載予定。

②広島に関しては、昨年、写真物語館・和の間に以下の記載をしている。
「……この日も、昼食抜きで、秒単位の行動でした。広島市民及び、記念館の警備の皆様、そして会場に来られた皆様の協力がなければ、灯籠ながしは撮れたかどうか分かりませんでした。しかし、撮影以上に、さりげない皆様の御協力は、後に作成する私の作品に大きなプラスとなりました。……翌日の帰路は……したが、それまでは人の〝心〟を感じました。……」
http://takachan1.xsrv.jp/custom3.html

http://takachan1.xsrv.jp/custom6.html(2017年7月28日、左にリンク変更)

一昨年は広島への行きがけに列車が止まり目的をはたせず、昨年は広島からの帰りに不可解な電車の行動で家に帰られなかった。しかし、それは広島市とは無関係である。私のHP写真物語・和の間での広島写真などは、本年秋以降に、「原爆資料館・広島編」として大改訂予定でいる。当然常設館とする予定でいる。


※なお、広島市とは完全に無関係であるが、参考メモを記す。
1985年に広島の原爆資料館で約五千円で購入した展示用パネルが、駿台(京都校か大阪校か忘れたが)で授業活用している途中で、奇異な形で突如紛失したことがある。それから、一気に駿台で不可思議なことが起こり、駿台辞職……へとなっていった。あくまで参考記述である。しかし、念押ししなくても、誰が読んでも広島県民・市民や行政とは無関係と言うことは分かるであろう。


 ②拙著『旅に心を求めて―不条理編(上巻)』(Kindle版、百円。Kobo版も年内には発売予定)に掲載している内容は、1985年訪問したときの印象や、あるいは二十年前に訪問したときの印象である。現在の展示内容については、チェックする時間や公平に評価する時間がないためノーコメントとさせていただく。
この箇所の紹介及び書いた意図は次回の「政治経済を語る」で記させていただく。