「徒然なるままに」シリーズ開始に当たって
「徒然(つれづれ)なるままに」は言うまでもなく、吉田兼好{よしだけんこう。鎌倉時代末期から南北朝時代にかけての官人。1283年?~1352年?頃} の『徒然草』から得たタイトルである。
徒(つれ)然(づれ)草(ぐさ)の序章「つれづれなるままに、日くらし硯にむかひて、心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。」の「つれづれなるままに」から、ヒントを得たタイトルである。ちなみに、先の有名な一節の意味を簡単に記せば「何もやることもなく、硯(すずり)にむかっていれば、つまらぬことが頭に浮かんではきえていく。それをなんとなくかきつでけると馬鹿馬鹿しく、きも狂いそうである」というような意味と解釈している。正式な解釈ではないため、関心のある人は、自分で調べていただきたい。
「徒然なるままに」シリーズの開始に当たり、インタネットを調べると既に同一タイトルのブログがあった。私の場合にはこのネーミングは友人宛に十年ほど前に使用し、更には拙著『日本のフィクサーME』を出版社に送付した2010年に使用している。
しかし、『徒然草』は『枕草子』『方丈記』と並ぶ、日本の三大随筆の一つと言われているため、同一名のブログが幾つか存在しても問題はないであろう。