Long walk to RAINBOW WORLD―This is Americaの虹の章掲載に当たって

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レイクパウエルに想う―虹の世界へ。
(Long walk to RAINBOW WORLD) 【浜田隆政筆】

(1)1956年にグレンキャニオンでダムの建設が始まった。

そして1966年にレイクパウエルが誕生する。満水時には琵琶湖に匹敵するほどの水量となると言われている。(現在は琵琶湖の約6割の水量とも言われる)。しかし、これでも大きさは全米で二番目である。

この地は、それまでは、数十もの渓谷(けいこく)で形成されていたという。(グランド・キャニオンと同様に)。

某HPに次の記事があった。
「周辺都市の電力不足および水不足を危惧したアメリカ連邦政府は、コロラド川と狭い渓谷という立地に目をつけ、コロラド川を堰き止めるグレンキャニオンダム(Glen Canyon Dam)の建設を1956年に着工……。 その結果、全長が東京-名古屋間に相当する300 kmにも及ぶレイクパウエルが出現したのです。」(※注1)

(※注1)本来はレイクパウエルで入手した資料か、関連機関のHPで得た資料で記述すべきであるが、時間がない。本来、今回のごとく写真物語をHPなどで掲載するには、関連地に行ってから数箇月寝かせ、次に半年余りかけて準備をし、そして公表が常識である。米国旅行から僅(わす)か1箇月余りで、今回の特集を開始したことに無理があった。分かってはいたのだが……)

 

 (2)レイクパウエル。【浜田隆政筆】

ここにあるダムは、アリゾナ州、ユタ州、ネヴァダ州、カリフォルニア州の重要な電力供給源だそうである。

だが、私がラスベガスからキャニオンに来る道中に、バスから見たもの。それは膨大な潜在的電力源であった。あれだけのダムを造れるならば、世界最大の自然エネルギーの拠点と西部の地はなるであろう。しかも、太陽パネル発電の装置を芸術的な形でつくり、さらに、芸術美のある風車と組み合わせれば、アメリカの大地の美しさと調和した見事な芸術作品ともなるであろう。

そして、それらは人の心を和ますのみか、石油を巡る争いからの離脱を意味し、人類の手に負えない原子力からの断絶を意味するであろう。さらに、道中見た雪、言うまでもなく、これは貴重な水資源である。空気が汚れていなければ、貴重な商品となるであろう。また、これらは、電力を蓄えるリチウム電池や、雪水を蓄える機器の開発に繋(つな)がるであろう。その結果、世界中で水不足やエネルギー不足は解消することになる。

水が乏しい国は電力を輸出し、水を購入すればよい。その逆も然(しか)りなり。そして、これらを運搬する設備も整うであろう。
これらが実現に向かったとき、新産業革命の幕が開(あ)ける。

オバマ大統領がいつか言っていた。「私の関心は世界の繁栄である」、と。まさに、世界的な繁栄への道と繋がるであろう。
これらが、ITや各種サイバネティクス応用技術と結びついたとき、新たな産業革命が起こる。この産業革命は、私の筋書き通りにいけば、都市から農村へ人口の逆流現象を引き起こし、石油などを巡る紛争の終結を意味する。

 

 

 (3)アメリカの旅。【浜田隆政筆】

今思う。
「グランドキャニオンってどんなの、一度見てみたい。」
グランドキャニオンは吹雪で霧のみ何も見えず。

「アンテロープって何」。レイクパウエルまで来ても都合で行けず。
ラスベガスってどんな街。拙著Fieldworkの記録に記した如(ごと)く、殺人的スケジュールでラスベガスの街は見ていないのに等しい。

それどころか、レイクパウエルですら、ダムの近くの一箇所に留(とど)まり、オプションでアンテロープに行った人達を待っていたのにすぎない。それも小雨の中で。わずか、百メートルほど歩けたのにすぎない。ラスベガスも同様であった。
アメリカの旅。
更に、今思うこと

レイクパウエルの近くに虹の橋と言われる自然の岩があるそうである。それすら見なかった。だが、その代わりに、レイクパウエルでは本物の虹を見た。

ラスベガスでは、ホテルに缶詰状態であり、最後の日に、夜の雨の中を僅か百~二百メートル歩いただけであった。だが、その道中、光るものを見た。光るものは何か。それは最後のラスベガスの箇所で記すことにしよう。否(いな)、書いておこう。アメリカの心、それは「Love」であり、それを見た。光るラスベガスで。
何度も書いたが再度記す。私は写真展はする気はない。写真物語展だけをしているのである。カメラ・写真に凝る人は、ときに競争意識過剰となる。
だが、再度言う。私は物語展をしているだけである。私は自己紹介の箇所に次の語句を記した。「I am a peace monger」、と。すなわち、「私は平和の商人(あきんど)である」、と。
もし、誰かが私と競争するならば、平和売りの競争をしなければならない。世界中で平和の商人が増加したならば、世界は平和になりすぎるであろう。

 

 

死の商人が存在するならば、平和の商人も存在可能なはずである。実際に、それは将来の先端産業となるかもしれない。
レイクパウエルに想う―虹の世界へ。
(Long walk to RAINBOW WORLD)のWorldは「この世・あの世の世」、「地球上にある地域・国々からなる世界」の掛詞で使用している。
※アメリカの旅第三話・「レイクパウエルの虹」は2015年5月20日掲載予定でした。しかし、予定を早めて、この掲載を載せた約1時間後に、拙著HPの一つ浜田隆政写真物語・絆の間で掲載します(掲載写真約30枚です)。是非、訪問してください。
http://takachan1.xsrv.jp/kizuna/program1.html

2015年5月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : TAKAMASA HAMADA