💁政経を語る№33・偏見の流布と学問、情報、常識、科学、報道(正式公開)

💁(正式公開)政経を語る№33・偏見の流布と学問、情報、常識、科学、報道
(日本のフィクサーME・パート6下書兼用)


2020/10/11 19:05 下書段階で掲載開始: 20:49追記。 22:37追記。

2020/10/13 0:34清書化作業開始。 1:51清書作業中断。2:30追記。

2020/10/14 2:13 片山潜関連資料を追記。起床後に正式公開を検討。

2020/10/14 12:05 全体の微修正と一番最後に資料を追記して、正式公開。13:20微修正

2020/10/14 17:00 片山潜、犬養毅関連写真のあるTwitterを最後に添付。17:13もう一つ追加。



Is it not delightful to have a friend come from afar?
友あり遠方より来たるまた楽しからずや



《◇―1・何故、赤旗日曜版なる新聞を読んだかという奇妙な問いについて》

(2020/10/13 0:06追記)

私のHPに多くの人に訪れていただきたい。
そこで、今回の内容に最初に一言いれよう。
今回の挑発を誰が何の目的でしたか。
それが分かれば、この原稿は『日本のフィクサーME』へと連結するであろう。
これは誇張ではない。いずれ分かろう。

なお、駿台予備学校関連の原稿も、私の意図に拘(かか)わらず、結合し、全原稿が一つのテーマに合流するかもしれない。その時点で、生々しい政経の世界に終止符を打ち、人間を追求する『旅に心を求めて』シリーズに入れるであろう。


(2020/10/11記述)
ある日天からの声がした。
河野太郎君が「…赤旗掲載のこの記事をどう思うか…」と。
私は即座に河野君を褒(ほ)めた。
私「河野君は凄(すご)い。赤旗を呼んでいるだけ凄い。私など、もう30年以上、赤旗を見たことがない」と。
後で考えると、河野君は私に議論を呼びかけて来たのかもしれない。
しかし、いつもの如く超多忙の私は条件反射で本音を言ってしまった。その前に読んでいないものに返答のしようもないこともある。

正確には、赤旗については、後1年で40年読んだことがないとなる。
赤旗なる新聞は、1975年夏前頃から1980年の春頃(大学卒業後から大学院修了頃)まで、空白期間を入れて5年程度しか読んだことがない。

ところで、私の専門は何か。
政治学である。
よって、恥を述べているにすぎない。
実際に修士論文を書く際には国会図書館に行き、赤旗を含む全政党の過去の機関紙誌で必要な記事を探し回った。
お金があれば、全政党の機関紙誌類を購読していたであろう。
だが、お金がない時代が圧倒的に長い。駿台講師時代6年間のうち、金があったのは4年程度にすぎない。後は全く金とは無縁の人生67年目である。間もなく、68年目に入ろうとしている。

もっとも、赤旗日曜版は1985年の終わり(か、それとも86年頃)から87年終わりと、93年頃から2002年頃まで購読したことがある。ひょっとすると大学時代4年間(1971年~75年春)のうち、一、二年ほど読んだかもしれないが覚えていない。
この数年間、私が赤旗を購読した期間や、購読した理由を無理矢理催眠型で言わされる暴挙が続いている。
そこで、学問、情報、常識、偏見などについて今回記述することにした。
現在の挑発は思想・良心の自由などの高尚(こうしょう)なレベルではない。
簡単に書けば以下である。


ワシントンD.C.(ワシントン・ディーシー、Washington, D.C.)はワシントン( State of Washington )にはない。ところがこの二つを混合する人がいる。同じ、ワシントンではないかと。
また、ブラジルはアフリカにはない。ところが、ブラジルがアフリカにあると言い張る人がいる。
本日はこの二つの話から入ろう

ワシントンとワシントン州は同じではないか。同じ名だろう、と。
これを政党に当てはめよう。
労働党なる政党がある。
イギリス労働党とニュージランド労働党、それに北朝鮮労働党などがある。だが、いずれも同一ではなかろう。また、ベトナム共産党も昔はベトナム労働党と言っていたが、やはり違うであろう。

《◇―2・日本の報道自由度の問題》


自由党や民主党なども世界に同じ名称の政党が幾つもあるが内容は違っていよう。

共産党と名のつく政党も各国で千差万別であろう。そうでなければ、中国共産党とソビエト共産党があれほどの激しい争いをすることもなかったであろう。
それでは、日本共産党は全然違うのか。
私は日本共産党の機関紙・赤旗も約40年読んでいないし、日本共産党の人と政治議論も約40年したことがない。
私の雇用能力開発機構との闘争のときの立会人を新免昌和氏(当時の美作市議:日本共産党所属の人)にお願いしたが、新免氏との会談は私の健康状態報告が中心である。後は私の人権侵害や危害についての証拠として各種文書を預かって頂いているだけであり、政策や共産党が何を考えているかなどは約40年間聞いていない。
新免氏に立会人を依頼したのは、昔、サークルで一緒し、他に知り合いが田舎ではいないに等しかったからである。

そこで、この40年間は、日本共産党については何も知らない。
40年と言えば約半世紀である。半世紀単位では中国もソ連(ロシア)も内容は違っている。
即ち、日本共産党については何も知らないということで紹介のしようがない。しかし、先の例の如く、同じ名称でも各国マチマチであることは頭に入れて置いた方がよかろう。

なお、赤旗なる新聞はお金があったり、政治家及びマスメディア諸君は購読した方がよい時期があった。ましてや、世界の諜報機関や外務省は購読をしなければならない時期があった今もそうかもしれないが、何しろ、赤旗日曜版もとっていないため、解説のしようがない。


なぜ、各国の諜報機関や外務省などに購読を勧めるようなことを書いたのか。
それは、日本の報道自由が大変ないからである。
日本の報道自由度は2017年は世界72位である。他方、今問題となっている香港が世界73位だったと思う。だが、これは国家に対する報道自由度である。
国家以外に対しては、報道の自由度は日本は恐らく香港よりも低い可能性が高い。場合によれば世界180位程度の分野もある。
特に後者においての情報収集のために赤旗が有益な時期があった。勿論、主張については組みすることができない人もいよう。だが、項目として、要するにどんな事件があったかを知る上で有効な時期があった。異論のある人は、その項目を見つけてから、各種情報を収集すればよい。だが、いくつかの新聞などはその項目すら報道しないときがある。
一例を挙げよう。

私が何度か紹介した八鹿高校事件である。
この事件の概要は下記などを参照願いたい。またどちらの側が正しいかもここでは一切論じない。
私が何度も指摘したが、公立高校の現場に、警察・機動隊が一日で5000人、また別の日は一日で2000人が派遣される事件があったが、大半のメディアが沈黙をした。現場は高校ですよ。公民権運動の頃の報道を思い出すがよい。

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12月2日
主犯丸尾良昭が他の部落解放同盟員3名と共に兵庫県警に逮捕される(第一次逮捕)。このとき出動した警察官の数は5000人にのぼり、浅間山荘事件における警察の動員数1200人を遥かに超えていた。
……
12月12日
Oら7名の部落解放同盟員が逮捕される(第二次逮捕)。このとき出動した警察官の数は2000人。
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上記にも拘(かか)わらず、警察の動員数にふさわしい報道は皆無であったと記憶する。もし、警察官の出動数にふさわしい報道があれば、高校という場所のため、恐らく、日本どころか世界は臨時ニュース並で報道していたであろう。もし、世界のメディアがこのことをほとんど報道していないか、若(も)しくは世界のメディアに情報が入っていなければ、日本で警察官の出動数にふさわしい報道はなされていなかったことの証明となろう。

ちなみに、事件そのものは1974年11月22日に起こった。Wikipediaは事件の概要を以下掲載している。
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八鹿高校事件
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E9%B9%BF%E9%AB%98%E6%A0%A1%E4%BA%8B%E4%BB%B6
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なお、この事件の報道についてWikipediaは下記の如く記載している。
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マスコミ報道
……三大紙では「朝日新聞」の報道が最も遅く、11月29日になってから初めて本事件を報じている。それも11月28日の参院法務委員会で日本共産党の内藤功議員の質問により、警察庁側が負傷者44人の存在を認めたためであった。このことについて、朝日新聞記者の上丸洋一は次のように書いている。
……
事件当時、朝日新聞大阪本社には「なぜ書かないか」という抗議の電話が20日間に約500件、多い時は朝から夜まで159件かかり、その凄まじさは朝日新聞社にとって前代未聞であったといわれる
……
テレビでは、NHKが事件発生4日目に本事件を報道している。
……
1973年に日本新聞協会が新聞記者の意識を調査した結果によると、部落問題は45.5パーセントの新聞記者からタブー視されており、あらゆるタブーの首位を占めていた。
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もし、アメリカで何らかの対立が高校や中学校であり、州兵か警察が一日で約5000人動員され、翌日も一日で2000人派遣され、全メディアが全く報道しないことがあるだろうか。ひょっとすると中国でもないかもしれない。
日本ではあったのである。

報道されないと世界は全く情報が入らない。
赤旗なる新聞はこうした偏見には強い時期があった。(今もそうかもしれないが、購読していないため不明である。)
勿論、赤旗の記事を一方的に信じる必要はない。しかし、事件があったことすら知らなかったならば何も調べれない。
項目であったということが分かれば、八鹿高校事件ならば、日本共産党と対立したと言われる部落解放同盟の機関紙などで、赤旗と違う主張を読めばよい。
だが、事件そのものがあったということが分からないとどうしようもない。

部落問題だけならば、部落解放同盟の解放新聞を購読すれば事件があったか・なかったかわかろうという主張も一理あるかもしれない。(ただし、八鹿高校事件を同新聞がいつ報道したかについては、私は同新聞を購読していないため知らない。)
だが、部落問題以外での各種タブー事件について考えれば、昔は赤旗が小まめに報道していたようである。いまは購読していないので知らない。

日本のメディアの報道自由度は国家に対しては世界72位(2017年)とか、60位代を安倍政権ではつけていた。また安倍政権以外では国家に対する報道自由度は結構検討している年もあった。例えば十位代とか。しかし、一貫して言えるのは、国家権力以外のタブーに関して、日本のメディアの報道の自由度がときには世界183か国中180位程度か最下位かもしれないという状況である。
要するに、日本のメディアの報道自由度が国家権力以外の各種タブー事項では低いため、タブー無視のメディアを情報源として持っていた方が良いということである。
そこで、日本の主要メディアが報道の自由度が高くなれば、特に赤旗の購読類は意味がないとなる。そうなることを願っている。だが、日本には各種タブーが多い。

お前は、党派中立・宗派中立と言ったではないか。赤旗なる新聞のCMをしてよいのか
🤡(ME・私)「よくありません。若(も)しくは絶対によくありません」
それでは、何故斯様(かよう)なCMをしたのか。
🤡「いえいえ、私が公式文書で言ったのは、赤旗が小まめに報道しているではありません。マスコミ各社が、こうした事件は即座に、報道すべきであるにも拘わらず、ときには全くに近く報道しない問題点を指摘しただけである。その際に、意見対立があれば、双方の言い分をそのまま掲載する形で報道すればよいことを主張したかっただけなのです。」
要するに、この場合ならば解放同盟側の主張をそのまま掲載する。
次に日本共産党側の主張をそのまま掲載する。
次に、目撃者の証言をそのまま掲載する。
次に、地元警察か陣頭指揮をした警察の指揮者のコメントをそのまま掲載する。
こうした形で、取りあえず、メディアは事件そのものを即報道する義務があると言っただけです。

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私は、誰が正しいかを聞いていない。
何人負傷したかも聞いていない。
ただ、派遣された機動隊・警察の数がどのくらいかを聞いているだけである。
そして、その数(5000人、2000人…)が事実ならば、何故マスコミはそれに値する報道をしなかったのか。
しかも、事件当日には一言も報道しないニュース・マスコミが余りに多かった。
それを問うているだけである。
この問いをして、私が人権蹂躙されるならば、どこどこの国では人権問題があるなどと、国連や日本政府が言うのは滑稽(こっけい)極まりない。


結論と事実。
私が寝ている間にこの問題を問われ、この件で、このときに批判したのはマスコミである。
マスコミはこの問題の総括なくして、もはや仮死状態のまま存在している、と。
なお、佐々淳行氏のこの問題についてのコメントが昨年はインタネットに幾つもあったが、今回はいくら探してもない。
掲載直前に調べてみたら、神戸地裁判決では(主として教師の)怪我人は43人となっていた。今からでも再度検証が必要と思われる。

※なお、この事件の頃、私の姉が大病(後に死亡)で、その関係もあり、姉がしていた仕事の代理や、私自身の生活費を稼ぐバイトのため、私は現地に行っていないため、現場を見ていないのでこうした書き方をした。事件の事実関係がはっきりすれば、そのときにはマスコミ以外に対しても…。判例も後日詳細に読む予定でいる。…その後で、…
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日本のフィクサーME・続編メモ:(二)・5―3・謀略の深化、そして、八鹿高校とマスコミ報道の義務
○http://hamatakachan.uh-oh.jp/?p=15655

日本のフィクサーME・続編メモ:(二)―5―3・謀略の深化、そして八鹿高校事件とマスコミ報道の義務

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しかし、この所、赤旗日曜版を何故購読したかというしつこい催眠にまけ日本の特別な事情、即ち、各種タブーにマスメディアが弱いので、少しでも事情が許せば、赤旗日曜版をとったことの解説をしただけである。

本来は、日本のメディアが北欧並に報道の自由度を国家のみか、各種タブーに対しても持って入れば赤旗日曜版も特にとる必要はなかったかもしれない。
日本の特別な事情があったのである。
勿論、今後、政党機関紙誌以外のメディアが「憲法・法律・公共の福祉に反しない範囲で」各種事件を報道できるようになったり、その種のメディアが起こったりすることを切に願っている。

《◇―3・左翼・右翼の前に、予備校講師などは受験問題を教えなければならない》


次に、「ブラジルはアフリカにはない」から解説をしたい。
何故、赤旗日曜版を購読したかと言われると、何故、毎日新聞をお前は購読したのかを深く追及されるのに等しい。日本における常識が海外では分かっていないからである。ブラジルがアフリカにあるという勘違いと同様である。

発行部数をみてみよう。

私が1986年頃赤旗日曜版を購読した頃の販売部数は以下である。
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現在は「しんぶん赤旗」が紙名。政党機関紙であるものの、現在では日本国内外の各種一般報道を行い、一般紙然とした紙面・ページ数が特徴であり、党員以外の購読者も多い。日本の政党機関紙としては最大の部数で、最盛期の1980年には日刊紙と日曜版を合わせ355万部を誇った。
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以上、ウィキペディア「しんぶん赤旗」から抜粋。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%97%E3%82%93%E3%81%B6%E3%82%93%E8%B5%A4%E6%97%97

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要するに、当時は300万部程度のときなのです。現在(2019年)の各新聞社の発行部数は以下である。
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新聞の発行部数を2020年と2019年で新聞社別に比較してみた。
2020-04-22
https://www.otokunamiyateu.com/entry/newspaper-2020-2019

新聞の発行部数を2020年と2019年で新聞社別に比較してみた。 – みやてうの【お得な】情報局

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当時の赤旗日曜版の発行部数は、今日の毎日新聞よりも読者数が多く、産経新聞の倍以上の部数であった。

アメリカの主要新聞と比較すると、今のUSATodayの約二倍以上か三倍近い部数でもあった(尚、アメリカの人口は日本の約三倍のため、人口換算では六倍から九倍となる。下記の現在のアメリカ主要新聞全部合計と当時の赤旗なる新聞は人口比ではほぼ同一割合の購読者を持っていたとなる。)。
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https://twitter.com/jbenton/status/1234943543640129537?s=20

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そこで、日本では赤旗日曜版の購読は特別な人ではないのである。
同時に、新聞をつくる側も、部数が多くなれば一般紙化してくるため、芸能欄や経済関連の解説などを設けてくる。私の場合にはこの赤旗日曜版などの経済欄の解説が、駿台時代ならば授業に活用でき、1993年頃からの購読再開はベネッセの進研模試のチェックや解説などに参考になったからにすぎない。もっとも、現在はデジタル化の波で相当減少しているようであるが(USA Today並のようであるが)、何しろ長期購読していないため、何も言えない。

昔、購読していた時期に戻そう。良ければなんでも良い。
要するに幾つかの国の共産党機関紙誌を他国も同様と早合点しない方がよい。比較は実際に自分で見て比較したり、判断するものである。


(2020/10/11 20:47)


さらに、日本独自のお家事情もある。
経済学ならばマルクス主義経済学と近代経済学がある。前者は左翼系学生が履修・受講し、後者は保守系学生が履修・受講するかと言えば、日本は全然違う視点で学生が履修や受講することがある。
どういう視点かと言えば、数学が苦手なので、数学の少ないマルクス主義経済学を受講する学生が昔は相当いた。

近代経済学となると数学が必要である。
しかし、日本の大学では経済学部入試で数学抜きで受ける学生が余りに多い。そこで、数学が苦手なためマルクス主義経済学を受講するのである。
思想は全く無関係である。

その結果、一時はマルクス主義経済学と近代経済学が拮抗(きっこう)とか、ときには前者が上回るすると入試問題でもマルクス主義経済学が出題され、模試でも同様の傾向を帯びてくる。

当然、予備校講師などは、マルクス主義経済学の知識も要求される。そのときに、赤旗日曜版の経済欄では読者が一般の人のため易しい解説がなされており、受験指導上、便利がよく、そこで模試チェックをやめるまでは購入をした経緯がある。
模試チェックをやめた2002年頃に日曜版も経済問題でやめた。

要するに、(ケインズの)乗数理論もでるが、(マルクスの)剰余価値論も入試に出題されるのである。簡単に言えば、1985年以降の赤旗日曜版購読時期は、仕事道具の一部としての購読であった。
なお、近代経済学の解説も同新聞では掲載されることもあった。これ以上記述すると、党派中立・宗派中立上、特定商品CMとなるためここまでとする。なお、何度も書いたように、もう購読を完全に止めて20年近いため、現在の同新聞は一切知らない。
なお、料金は月4度合計で800円くらいであった。


かく言う私も随分好(い)い加減なことをした。
大学受験の社会科は世界史か日本史か。
漢字が苦手なので世界史などと。

大学院でも同様である。
第二外国語でドイツ語を読まなければならない。
ドイツの専門書は、私が早大大学院時代(1977年~80年)は、西ドイツの専門書はものすごく高かった。ハードならば簡単に一万円程度はする。ペーパーバックスでも4、5千円だった記憶がある。

他方、東ドイツの専門書は安かった。メルケルさんに聞けば、多分、詳しいであろう。
そこで、東ドイツから随分文献を取り寄せた。
今でも、読みたいと思いながら読めない文献とすれば下記がある。
Georg Klaus, Kybernetik und Gesellschaft, VEB Deutsher Verlag der Wissenshaften, Berlin, 1973である。日本語では『サイバネティクスと社会科学』などと訳されるときがある。
なかなか読めないのはドイツ語をマスターしそこなったからである。
面白そうには思えるが何しろドイツ語ができない。ドイツ語を勉学も兼ねて輸入したのであるが。

(日本語版ではかなり目は通しており、ドイツ語版でも、微分段階では目を通したが、…。)


また、KARL MARX, Das Kapitalも全巻購入している。当然、ドイツ語音痴でまだ読めていない。もし、大学院時代にバイト三昧(ざんまい)でなければ、ドイツ語もマスターしていたかもしれない。(勿論、近代経済学でも、サムエルソンの英書原文や日本語訳本など、かなり購入していることは言うまでもない。)
ともかく、東ドイツのDietz Verlagは安かった。多分、あの分厚い資本論でも一巻千円程度ではなかったかと思う。もし、これが西ドイツ版ならば一万円はしたであろう。ともかく、私が大学院時代は西ドイツの文献はアメリカやイギリスの文献よりも遙かに高かった記憶がある。こうして、早大大学院生でドイツ語だけを学びたい学生ならば、思想よりも、値段で東ドイツの本を選択したものもいよう。
ともかく、ドイツの文献もかなり所有しているが、いずれ捨てなければならなくなるのだろうか。もったいない気もする。欧米の文献では国会図書館にも所蔵されていない文献も輸入しているが、それらも将来どうなるのであろうか。かと言って田舎の図書館に寄贈しても、読む人もいまい。

日本人は極めてナショナリズムに染まりやすいが、他方で、宗教に寛容な如く、思想にも本来は寛容な民族性を帯びている。ただし、政策でその寛容性を剥奪(はくだつ)されただけであろう。

なお、私は経済学が専門ではなく、政治学が専門である。東ドイツの政治学事典も輸入している。

(2020/10/13 2:30記述)

本来、赤旗日曜版を購読しようと・すまいと他人には関係なかろう…となる。私自身はどうでもよい。そこで、本来ならば回答すらしない。だが、多くの友がいて……。そこで、やむをえず、事実を書いておこうかとなった。本来は事実であろうとも、返答すらする必要はないし、してはならない場合もある。一言で言えば人権、思想・良心、学問の自由、それどころか、上記の場合では経済の自由の領域の話(仕事上必要な資料という次元)でもある。催眠がとけかけて思うのは、こんなこと(赤旗日曜版を購読したか・どうかなど)どうでも良かろう、となる。

(2020/10/14 2:01追記 資料添付)

2019年春に片山潜記念館にいったときにもおかしなことがあった。

これは思想・良心の自由次元の問題ではない。
日本の社会科大学入試(日本史のみか、政治経済、現代社会、倫理…)に片山潜がしばしば出題されており、社会科教師は片山潜のことを知らなければ授業にならない。

社会科教師にとって、片山潜についての内容を調べたり、知ったりすることは職業上不可欠なことである。よって、この妨害は思想・良心の自由問題よりは営業妨害に該当する。

簡単に言えば、世界地図を作製するときに、ロシアは問題が多いので地図帳にロシアの地図を掲載することを禁止(ロシア領土部分だけ空白に)するという事項の問題である。これでは世界地図など作れる訳がない
これが私が誕生寺に行く途中で、片山潜の生誕地を訪れたのに対して各種妨害に対する客観的な評価である。

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(日本の大学入試問題の事例:クリックで拡大します。一番下の問題の解答は「社会主義」である。生徒が入試問題の解答として「社会主義」と書けば、留置場に入れられるのであろうか。)

片山潜の覚え方◇C近現529 – 東海林直人のゴロテマ日本史

 

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https://blog.goo.ne.jp/thropus2/e/98c40615a99fa740d8ca5b97657680f9

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2020/10/14 11:59以下を追記。

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片山潜(読み)かたやません
1859―1933片山潜 かたやま-せん
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

[生]安政6(1859).12.3. 岡山
[没]1933.11.5. モスクワ
日本における労働運動の先駆者,社会主義者。旧姓藪木。 1884年渡米,苦学してエール大学を卒業した。この間キリスト教に入信し,キリスト教社会主義の影響を受けて労働・社会問題に興味をもった。 95年帰国,ただちに職工義友会に参加。労働組合期成会結成時には幹事として活躍した。 1904年アムステルダムでの第2回国際社会主義者大会 (第2インター) では,G.プレハーノフとともに副議長となり,軍国主義打倒の演説を行なった。
07年『社会新聞』を発刊。議会主義,普通選挙運動を主張し,幸徳秋水らの急進論と対立した。 10年の大逆事件後,11~12年東京市電争議を指導,投獄され,出獄後

14年弾圧を避けて渡米,22年ソ連に渡り,コミンテルンの執行委員となった。以後国際プロレタリア運動に大きな役割を果し,ソ連は国葬によって生前の功に報いた。主著『日本の労働運動』 (1901) ,『我社会主義』 (03) ,『自伝』 (22) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説
1859-1933 明治-昭和時代前期の社会主義者。
安政6年12月3日生まれ。明治34年日本最初の社会主義政党,社会民主党の結成に参加。39年社会党に参加,幸徳秋水らと対立。のちソ連におもむき,コミンテルン日本支部としての日本共産党の結成を指導。コミンテルン執行委員会幹部会員。昭和8年11月5日モスクワで死去。75歳。美作(みまさか)(岡山県)出身。エール大卒。著作に「我社会主義」など。
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コトバンクより抜粋
https://kotobank.jp/word/%E7%89%87%E5%B1%B1%E6%BD%9C-45001
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日本の高校及び予備校教師(政経・日本史・現代社会・倫理の教師)に、大学入試などで「片山潜」の名前を覚えなかったならばどうなるか、一度聞いてほしい。それどころか、高校入試ですら大変なことになるであろう。中学校教師にもきいてもらいたい。

まず、海外の諸君は、日本の学校教師に絶対に聞いてみてほしい。参考までに、日本の文部科学省にも
教える側は名前のみの知識ではなく資料レベルが必要である。ましてや、自転車道中で、片山潜などの誕生地と資料館があればいかぬは職務怠慢となる。思想・良心の自由の次元とはカテゴリーが異なるレベルの問題でしかない。

(2020/10/14 16:59 当時の写真を添付)

https://twitter.com/Takamasa_Hamada/status/1115516487597350912?s=20

 

https://twitter.com/Takamasa_Hamada/status/1115516621680857088?s=20

 

https://twitter.com/Takamasa_Hamada/status/1316289971028779008?s=20

 

 

2020年10月14日 | カテゴリー : 政治経済 | 投稿者 : TAKAMASA HAMADA