日本のフィクサー〝ME〟続編メモ(七)・1・野田佳彦総理への助言と当時の政治を振り返って

(見出し)ビヨンセさんの歌を例に新政治経済秩序を論ず。2011年頃TPPについて野田佳彦総理への助言。2015年末オバマ氏にTPPに関してノータッチ・ノーコメント宣言。理由は何か。消費税増税前の野田君へのアドバイス

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日本のフィクサー〝ME〟続編メモ(七)・1・野田佳彦総理への助言と当時の政治を振り返って

《全箇所共通注意事項》

(1)著作は、原則として、十二回の見直しをして作成している
(ブログは、通常、一回程度の見直ししかしていない。)
今回の原稿は、この十二回の見直し以前の単なるメモである。
そこで、作品時点では大きく様変わりするであろう。
それを頭に入れて読んでいただきたい。

(2)この文書は、故意に嘘(うそ)を10パーセント程度いれている。

どこが嘘かは公開できない。善良な第三者に迷惑をかけないための措置である。
総論として、この文書はフィクションとして書いている。

(3)『日本のフィクサーME』登場人物のキャラクターなどは以下を参照願いたい。
安らぎ文庫>>6-1・『日本のフィクサーME・下』《『日本のフィクサーME』登場人物の紹介》
http://h-takamasa.com/book-01/custom57.html

◎風景描写→字数の関係で、メモではごく一部を除き風景描写は原則として大きく省略する。

※今回から、以下本文の青字はクリックすれば、ウィキペディア等にリンク。

(If you clicks a blue character,a blue character will link to Wikipedia etc.) 

しばらく、見直しをほとんどせずに、細切れに書き上がったものを掲載予定。もう少しで日本のフィクサーME・続編メモは終了予定

本日眠い中での記述のため、ミスがあるかもしれません。

●最終修正:2017/11/24 15:50→追記箇所は★★★から開始箇所。:20:54追記→一番下。:2017年11月25日7:07→一番下に追記。

日本のフィクサー〝ME〟続編メモ(七)・1・野田佳彦総理への助言と当時の政治を振り返って

 

【今後の構成】
もはや重要なことは終了したため、この原稿は打ち切り、シュバイツアー等に入りたいが…諸挑発でやむなく下記まで記すか?ただし、途中で打ち切ることがあるかもしれない。
また、項目名は途中で変更するかもしれない。


(七)・1・野田佳彦君への助言と当時の政治を振り返って。
(七)・2・オバマ大統領に託したことなど。
(七)・3・国際社会でのグランドセオリー―我が夢
(七)・4・不可思議な政治の動き
(七)・5・付録


明神:
ボンちゃんサー、野田総理には何を助言したの。
またサー、オバマ大統領にはサー、何を託し、何を引き受けたの。


ボン:
野田佳彦君には、①尖閣国有化の背景を中国に全部伝えること、②TPP問題、③消費税値上げ前に総選挙を

この三つだ。時期は2011年から12年初頭頃だ。
いずれも、オバマ大統領と親しくなる前だ。


オバマ大統領との主なものは次回記すが、僕の方からの依頼は以下だ。
①新国際政治・経済秩序構築に向けて。常設国連軍該当などの設置。
②米中、若しくは米中露の話合いの重要性。
③広島・長崎訪問。後に可能ならば水俣訪問も付け加えつつある。
④その他。任期終了まで銃規制にラストスパートを、…。
主なものはその程度であるが、一番重要な①は最後まで妨害などで言えなかった。

内容が長いため、訪中と異なり、訪米のときに原稿をさりげなくホテルにおいて帰ろうと思った。
ところが特に訪米前の妨害は凄(すご)く不可能とされた。

訪米中でも超強行スケジュールや常時監視、テレビをつければFOXテレビオンリーのような状態で結局①は提言できなかった。それらの話は次回しよう。

だから②③④程度だ。


オバマ大統領の側(がわ)からは以下である。

①シリア問題で君は何を動いたのか。

結論、NHKなどの印象操作の疑惑のみであり、私は一切動いていない。こうした印象操作は故意か偶然かは不明である。

②TPP問題。
「何故,君は僕が一生懸命取り組んでいるTPPに反対するのか、その理由は…」。
結論、私はTPPに反対も賛成もしたことがない。理由は、新聞購読を止め、更にテレビでは挑発が多いため、余り見ていないからである。

★★★(2017/11/24追記→一行)簡単に言えば、TPPについてはほとんど知らないからである。
ただし、漠然とではあるが、TPPというよりも部分的経済統合型の内在矛盾法則は気になっている。

しかし、後に記すように、ミスター・オバマの残りの在任期間問題から、当面この問題はノーコメント・ノータッチにすると宣言した。

多分2015年10月中旬頃である。
その理由などは次回書こう。

(★★★2017/11/24 追記)

今日(2017/11/24)、考えると、誰かがTPP問題を私に絡めて、ミスター・オバマなどに何らかのデマを飛ばしただけの可能性が高い。先のシリア問題、2016年2月29日の丸山和也氏発言{政経の世界№2―丸山和也・〝奴隷〟発言から議会制民主主義まで・1(2016年2月29日)=http://hamatakachan.uh-oh.jp/?p=5364参照。}…と、私にからめたような全くのデマが横行していたころである。今回の文書にも一部書いているが、私はTPPについては具体的な内容は今でも知らないからである。

しかし、ノータッチ・ノーコメントと言うならば後数年間は何も言わず、書かずが本題なのだけれどね。それが当面ノーコメントという意味だ。


布袋(ほてい):
それでは、ボン、野田総理のときの話をまず聞こう


ボン:
ただし三つの前置きなどが必要となる。
一つは、僕は通常の人と感覚が違うため、それを理解してもらわなければならない。
二つ目は野田君、若しくは菅直人氏との経緯問題だ。
三つ目は、ミスター・オバマは友だけれども、そう呼び始めた時期と、友との付き合いルール問題だ。

二、三番目は最後に回しにして、一番目の思考回路問題から入ろう。
ミスター・オバマは大変頭が良い。
しかし、彼は僕のようなタイプの人間を見たことがあるだろうか。


明神・はかせ・布袋:
絶対にありません。


はかせ:
ボンさんは絶滅危惧種(Threatened Species、Endangered Species)に該当する人間だからね。
頭の一部は丸山真男か鶴重人、頭の一部は高倉健、頭の一部は渥美清、否(いな)、寅さんだからね。
まさに三位一体説だ。
通常は父と子と聖霊、「神が三役をしている」となるのだけれども、ボンさんの場合には疫病神、貧乏神、女神の三位一体がとりついておられる。
しかも女神さまには頭に角(つの)があるそうな。
ともかく、東京にいくことがあれば、東京にも「貧乏神神社 亀戸分社」があるので、一度拝みなされ。


ボン:
最初に、通常の人との発想の違いについて解説しよう。
ビヨンセさんの話を例にとろう。

ビヨンセさんが、オバマ大統領就任演説のときの国歌斉唱は口パクではないかという疑惑がでた。

その後で「スーバーボウル」のときも同様の疑惑がでたそうだ。

アメフト「スーパーボウル」でハーフタイムショーを行うのに先立ち、記者会見でいきなりアカペラで熱唱し、国歌を歌いきった彼女の歌唱力に会場は拍手喝采となった。そして、記者たちに向けて『何か質問は?』と投げかけたそうだ。


布袋:
分かるね。その気持ち。
悔しいだろう。


明神:
僕なんかサー、そんなこと言われたならば怒り狂うよ。
ところでサー、ボンちゃんは何て言ったの。


ボン:
たまたまその記者会見のコンテンツを見たことがある。
僕は驚いて言ったよ。
「よく、まあ、無料で歌うね」
僕はプロが記者の前で無料で歌うことに驚いた。
そして、彼女が「何か質問は」と言ったときに、インタネットに向かって言った。
「Give me moneyと言うのだよ」、と。


明神:
ところでサー、国歌斉唱の方はどうだったんだい。
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オバマ大統領の英語―オバマ大統領登場(ここに、オバマ大統領就任式時のビヨンセさんの歌を収録)
http://h-takamasa.com/Blog/?menu=5640
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ビヨンセの“大統領就任式・口パク”疑惑を一瞬で名声に変えた奇想天外な方法とは?

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ボン:
僕はそういうことはどうでもよいのだ。
一応、上記箇所に関連記事のアドレスをはるから自分で読んでよ。
この問題の解釈の仕方などに、僕が他人の解釈の仕方と大きな違いがあることが分かるため、例にしただけだ。

僕の見解を記す。
①合衆国大統領就任式に口パクで歌ったならば駄目という契約事項があったかなかったか。
あった場合には契約違反となる。なかった場合には次の事項が問題となる。
僕の特技の一つである写真を例にしよう。

②多重露出写真や合成写真は卑怯(ひきょう)か否か。
僕の見解は簡単だ。
ストレートに撮った写真、次に多重露出で撮ったと明記した多重露出写真、最後に合成写真と明記した合成写真を並べて、同一価格で売って、一番売れるものが一番よい商品である
この場合に多重露出や合成写真は一般にストレート写真以上に付加価値をつけるため、多大な労力が要求されることは覚悟した方が良いであろう。


多重露出や合成写真は簡単ではないのだ。少なくとも芸術的価値を高めるためには多大な労力がかかる。
黒澤明氏が生きていれば聞けば分かるだろう。

だから、口パクかどうかなどは最初から門前払いなのだ。
全てを消費者が知った上で売れるかどうか、それが試金石なのだ。
これが僕の思考回路なのだ。

一応、高尚(こうしょう)に言おう。
どれが一番人間の魂を救済するか、だ
それがすべてだ。


明神:
ボンちゃんサー、ビヨンセさんの件はわかったけれども、野田総理にアドバイスしたこととどう関係があるのだ。


ボン:
まず、TPP問題から書こう。
結論を言う。
僕は、正直に言うと、TPPはほとんど目を通していないので内容は知らないのだ。
だから本当は反対も賛成も無関係で、僕の担当分野ではないので門前払いが筋なのだ
何故、目を通さないかと言えば、超多忙かつ他にすべきことが多いことがまず第一だ。
次に、僕は先の例の如(ごと)く、国際経済に関して全く違う思考回路をしていたのだ

分かりやすくするために、僕の奥歯(親知らず)の話をしよう。
右に下に親知らずがある。右の上の親知らずは抜歯している。
すると下の親知らずは意味を持たないそうだ。
しかも、親知らずのため、悪さをする可能性もあれば、他の歯のブラッシングの邪魔もする。
さて、この親知らずの治療した箇所の詰め物がとれた。
どう対応すべきか。
通常のブラッシングか、それとも歯間ブラシか。
どちらの政策を採るか。
理論上は、どちらの政策でもなく、抜歯がよいようだ。
経済も、僕はTPP等どちらの政策がよいかではなく、抜本的な改革派なのだ。


経済の話に戻そう。
今、国際経済は第二次世界大戦前の状況に類似してきた。
即ち、ブロック経済と為替切下げ競争、結果として同じ意味を持つ法人税引下げ競争という、国際経済秩序そのものが危機を帯びている。
だから、僕が関心を持っていたのは、戦後のブレトンウッズ体制(ブレトンウッズ・ガット体制)同様の第二次ブレトンウッズ体制だ。しかも、今は国際通貨問題もある。おまけに一番重要な通貨が投機対象となるという危険な構造にある。

その軸の一部の資料集めに入りかけていた。
だから、TPPかどうかではなく、枠組み全体の大改革に頭が向いていた。ただ、その枠組みはTPPが推進されても、されなくても同様の可能性が高い。

簡単に言えば、英国離脱前のEUは、EECやEC時代に英国をいれて開始しても、英国は入らずにEFTAで対抗といっても、最終的には同じことでEU統合となった。
だから、TPPはどちらの道をたどっても、僕の基本的な概念である第二次ブレトンウッズ体制、正確には第二次ブレトンウッズ―新WTO体制(WTOの抜本的改革)には無関係ということで、TPPについては調べていないのが実情だ。
簡単に言えばよく知らないということだ。
名前は知っているが、具体的内容はほとんど知らない。僕は既存の政治家ではない。


はかせ:
ところでボンさんは、その親知らずを抜かれたのですかな。


ボン:
いや、いろいろあったし、その他のことで躊躇(ためら)っているのが実情だ。
分かっちゃいるけど、まだできない、だ。


はかせ:
国際政治も同様ではないですかな。
各国首脳も「分かっちゃいるけど、まだできない」、と。


明神:
ところでサー、野田総理にはどうアドバイスしたの。


ボン:
野田君には、表から繋(つな)がりがある可能性があり、僕が裏で何か動いているかもしれないと邪推(じゃすい)されたり、尾行がつきだしたりすれば面倒なため、一切アドバイスをしないとしていた。
しかし、三つだけ、見かねてアドバイスをした。
その一つがTPPだ。

僕はTPPだけではなく、ブロック類似化に関しては、理論上懸念はもっていた。
しかし、僕は政治家ではないし、超多忙のため、先に述べたようにTPPの内容はほとんど知らないことが事実だ。
だから、本当はアドバイスのしようがないのだ。


訪中の際には先の新国際秩序問題の必要性を論じた。
訪米の際には次回述べる如く、未遂か妨害があり、オバマ政権に僕の考えを伝えるのを妨害された。
だが、日本ではこうしたグランドセオリー的なものを言っても無駄と考えていた。
だから、本当は何もアドバイスすることはできないのだ。


当時、野田君は、どうみてもTPPには余り乗り気ではないように見えた。
更に、当時、政権政党である民主党の内部ではTPP反対意見が多かった。
他方、当時のアメリカではミスター・オバマはTPP推進であるが、共和党、民主党共にバラバラに見えた。コンセンサスが形成されるか否か不明に思えた。

しかし、日米関係の視点から、野田君がTPPでアメリカのトップ層(当時はオバマ大統領・バイデン副大統領・ヒラリー国務長官)と論争は難しい状況に見えた。
それ以上に、アメリカも、日本も政権政党内でもコンセンサスが十分形成されている状況には見えなかったため、指導者がかわればどうなるか不明の状況にあった。翌・2012年度がアメリカ大統領選挙である。

野田君及び日本の民主党がTPP絶対やりますよ派ならばともかく、その逆に見えた。せいぜい、日本の民主党内でもバラバラであった。短期間でのコンセンサス形成は難しいとしか見えなかった。


そこで、僕がアドバイスした内容は「玉虫色でいくしかない」。要するに時間稼ぎをし、様子見しかない、であった。

はっきり言えば、野田君はオバマ大統領始めとしてアメリカに「ノー」と言いづらい状況があった。

前年2010年尖閣列島漁船衝突事件、それ以上に流出ビデオ問題などで、アメリカとの軋轢(あつれき)を抱えることは不可能状態にあった。
しかし、「イエス」と言えない状況にもあった。何故ならば、日本の民主党内でイエスが20%くらい、30%がノー、残り50%がまだよく分からないという雰囲気でもあった。アメリカでも、交渉次第では、どうなるか不明の政治家の方が多く見受けられた。

★★★2017/11/24追記)ここでの根本問題は議院内閣制と大統領制の違いである。

政党内で合意なき場合には総理交代どころか、政党分裂及び政権交代につながる。しかも、任期と無関係に。実際に2012年11月と2013年1月の民主党を比較すれば分かるであろう。他方、大統領制は弾劾以外では大統領は任期途中で交代することはない。野田総理へのアドバイスは、TPP問題よりも、議院内閣制から来る制度に根ざしていたことが本質である

誠意ある回答は「調整に時間がかなりかかる」とはっきりと言うか、それを態度で示すしかない。もし、今日の如く、ミスター・オバマと私が親しさを感じ、そして野田君が昔のままの状態であれば、はっきりと言うようにアドバイスしたであろう。
「与党(民主党)内で意見調整ができていないので返答には時間が相当かかる」とはっきりと言った方がよい、と。
若しくは、日本政府には言っても意味はないが、「私はTPPは完全にノータッチ。ただし、それとは別に新世界国際経済秩序構築を検討してほしい」と。

今(2017年11月23日)と当時(2010年~12年)では事情が違う。当時は菅直人内閣に頼まれいろいろと、そしてその後継が野田君、オバマ大統領とはまだ接触がないに等しい頃である。もし、当時親しくても回答の結論は同一であったとも思う。
オバマ大統領と今ほど親しくない頃では「玉虫色でいくしかない」と簡単に助言した。
親しくなっていた場合には「コンセンサス形成に時間がかかる。同時に現時点ではコンセンサスでもイエスとなるかノートなるかの回答はできない」とはっきりと言うしかないとアドバイスしたであろう。


あの頃は、菅直人内閣は尖閣列島漁船衝突事件で揺さぶられ、更には後に述べる怪奇なビデオ事件で支持率が急落、その後で石原慎太郎東京都知事による尖閣東京購入揺さぶり、後には尖閣国有化と中国での反日デモの嵐と続く。それ以上に、日本の民主党内での対立が激しくなってもいた。そしてTPPで合意は全くとれていなかった。一つ間違えば分裂への時間が迫っていた。


※YouTubeを投稿しても簡単に人が大勢見るくらいならば誰も苦労しない。私もYouTube等投稿しているから分かる。では、尖閣列島漁船衝突事件のYouTubeは何故広まったのか。



それと、一番重要な視点が、政治家に欠如している。
僕は、政治家ではない。
更に重要な視点も欠如している。
僕は、政府から正式な諮問も受けていないし、それに見合う正当な報酬も一円も得ていない。
そうした状況のときに、テレビを見ながら、見かねてアドバイスをする場合には簡単に「玉虫色でいくしかない」となる。

ましてや、テレビに出る一瞬のアドバイスでは丁寧にできる訳がない。内村航平君のときを思い出してもらいたい。

この返答に問題があると言うならば、私に正式に依頼し、労働基準法に基づき契約を結び、顧問料などの労賃や資料収集時間に対する支払いや資料代を支払ってから言うのが常識である。

その一番重要な視点欠如での論議でしかない。しかも、私は日本の民主党員でもなければ、民主党支持者でもない。

党派中立を公言している。その一番肝心な点を忘却しての挑発による原稿追加でしかない。

どうせ無料ならばシュバイツァーやチャップリンの原稿に入りたいのが本音である。


TPPに対して即座に賛成と回答すれば、(日本の)民主党は分裂しかねない状態に見受けた。何故ならば、それ以外でも、民主党内でもめ事が絶えなかったからである。

また2015年の終わりに、ミスター・オバマがTPP問題をだしたときに「私はこの問題は一切ノーコメント、ノータッチをする」と宣言したのも、このとき(2011年)と同様に経済問題ではなく、政治的配慮からである。と言うのは、あそこでオバマ大統領がTPPから撤回声明をだすと、次年度(2016年)のアメリカ大統領選挙の投票行動とオバマ大統領支持率への影響問題への配慮である。
日本の民主党への助言も、オバマ大統領への「ノータッチ発言」も共に、経済ではなく、政治的配慮からである。前者は日本の民主党分裂などを回避するため、後者は大統領支持率と約1年後の大統領選挙への影響問題からであった。


明神:
ボンちゃんサー、野田総理には他にどんなアドバイスをしたの。


ボン:
それらは「日本のフィクサーME・パート2」と「パート3」で紹介する。
項目だけ言えば、後は二つだけだ。
東京都の動きも含めて、尖閣国有化の背景をきっちりと中国に説明した方がよいということ(これは、私が言った後で玄馬外務大臣がしたようだ。)
もう一つが消費税の値上げは必ず先に衆議院解散後にすべきであること。そうでないと三党合意があっても民主党の一人負けになること。


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消費税値上げ前に総選挙を勧める意味(公式ブログから抜粋)
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(5)野田佳彦前総理の思い出。
ここに記すことは、「夢か現(うつつ)か」で、テレビを通じて話した幻の会話である。野田佳彦君(私が早大大学院時代に試験監督をしていたときに定期試験をうけていた学生が野田君である)が、三党合意の下で、消費税を上げると言ったことがあった。

私は言った。「私はフランスの一介の人間が1950年につくった消費税なるものは日本の政治風土には向いていないので反対である。どうせあげるならば累進課税のある所得税の方にすべきである。だが、その議論は今はおき、消費税を上げるとしてすら、今のままの状況であげたならば民主党の一人負けになる。万一、消費税値上げ法案を国会に提出するならば、衆議院を解散してからにせよ。そうでないと、国民は幾ら三党合意と言っても、民主党が消費税を上げたと考え、民主党の一人負けになる」と彼を諭した。

そのときに、野田君は強い調子で言った。
「万一、民主党が敗北しても構いません。消費税を今上げることは日本のためなのです。だから、万一、それで民主党が敗北をしても構いません」と言い切った
私は消費税値上げには反対である。その理由というよりも、理論は後に記す。だが、野田君の心意気には感じるものがあった。
野田君は自分が総理のときに貧乏籤(くじ)をひいて、後の総理が困らないようにと考え
たようである。

今の安倍政権は逆に見えて仕方がない。今は、お金をジャブジャブつくり、景気がよいようにみせかけ、政権は安泰とし、自分が下野したときに別の総理にそのツケがくるのだから、私には関係ないと結果としてなっているように見えて仕方がない。
野田君の思い出は拙著『日本のフィクサーME・Part2』で一部記す。そのときに、消費税値上げを巡って議論した、(菅直人元総理のブレーンの一人であった)小野善康氏と私の議論も紹介する予定でいる。


最後に、私は党派中立宣言をしており、民主党支持者でもなければ、自民党敵対者でもない。私は社会科学、政治経済の議論においては、マックス・ウェーバーの言う没価値的立場を貫いている。安倍総理の経済政策も安倍氏の顔も名前も伏せて、中身を分析して記している。ちなみに、安倍氏は私をおかしな形で意識しているようであるが、私は全くそうではない。社会科学関係は没価値型で、人間関係は「政治家は政策で選び、友は政策ではなく人柄で選ぶ」を信条としている人間である。
☆☆☆(抜粋終了)☆☆☆
Blog15-095・現代社会を斬る・第一回―2015年後半の日本経済。

Blog15-095・現代社会を斬る・第一回―2015年後半の日本経済。

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《解説》
その結果、私が予測した通りに、民主党支持率は下落した。

報道ステーションの世論調査では自民党の支持率と民主党の支持率がほぼ同一状態は2012年7月まで続いていた。具体的には2012年7月1日時点で自民党支持率25.8%、民主党支持率21.4%であった。

もっとも、民主党支持率が慢性的に自民党支持率より下になるのは2011年12月である。そして、自民党支持率と民主党支持率が大きく乖離するのが2012年12月である。
ちなみに、私が野田佳彦総理に見かねてアドバイス(消費税の前に総選挙をと助言)をしたことがあった。それが2012年5月頃である。そして杞憂通りとなっていく。内容は後日。


《資料1:激動の2012年後半を振り返る》

○9月11日 – 日本政府、尖閣諸島の魚釣島及び南小島、北小島を所有する地権者と20億5千万円で売買契約締結、国有化。

9月21日 – 民主党党大会における民主党代表選挙で、現職の野田佳彦候補(内閣総理大臣)が、2位以下に大差をつけて代表に再選。

9月26日自由民主党総裁選挙で、立候補者5名に対する第1回投票(自由民主党所属国会議員+地方党員票)では、石破茂が199票、安倍晋三が141票、石原伸晃が96票、町村信孝が34票、林芳正が27票という得票結果となったが、いずれの候補者も過半数を獲得出来なかった為、1位の石破と2位の安倍による決選投票に持ち込まれ、国会議員のみによる投票の結果、安倍が108票、石破が89票となって安倍晋三が当選、2007年以来5年ぶり2度目の返り咲きとなる第25代総裁に選出される。


2012年11月6日オバマ大統領再選、この選挙前頃からオバマ大統領に関心が強くなる。それまでは老母の認知症か認知症の振りにより振り回されていた。
2011年頃から母が姉の家へ、そして2012年5月頃母が意識不明となり、オバマ大統領なども観察できる状況になりつつあった。2012年のアメリカ大統領と併行する。
同時に、2012年11月か12月に訪中を検討していた。おそらく、菅直人内閣時に菅直人さんと温家宝首相の間に入らされたのがきっかけと推測する。ただし、2012年11月に母が死亡し、訪中行きは延期となる。


2012年12月12日、北朝鮮が長距離ミサイル発射実験に成功。

12月16日衆議院選挙で自民党が圧勝。

12月19日朴槿恵大統領が韓国初の女性大統領に選出

12月26日第二次安倍内閣発足。

2013年3月14日習近平氏が中国国家主席に。

(この頃、中国行きの日程が決まりつつある。当初クラブツーリズム、ところが突如阪急交通公社に。共にコストパフォーマンスが超高かった。シグナルとしか思えぬ内容であった。ちなみに、両社とも、社長が関学出身であったと思う。)

○2013年4月22日に麻生氏靖国参拝。
私の訪中。2012年5月8日から5月14日まで。
旅の目的や、途中でのほぼ徹夜演説などは『日本のフィクサーME・パート2』で紹介予定。なお、写真でみる中国の旅は下記。
中国への旅、杭州(Hangzhou)G20記念―苏州~ 杭州~上海
http://takachan1.xsrv.jp/kizuna3/index.html


この頃、韓国政府、中国政府との関係は最悪に近い状態に見受けられた。また、欧州でも、安倍政権の極右的雰囲気に対する懸念が広がっていた。メルケルさんなども、当初は、安倍氏に対して不安気味な目でみていた。


◇この訪中直後から、私への激しい攻撃が開始される。詳細な内容は略。
従軍慰安婦問題に絡めた、私の見解ねつ造疑惑(ただし、私への攻撃疑惑は、現時点では解決したと想像した時点から、反撃類は一切していない。)
大昔、韓国少女時代にTVでいつか「安重根記念碑に行く」と約束していた。ただし、韓国の方でシグナルを。この年韓国ツアー、関空から仁川空港往復費用とホテル宿泊費用(二泊分)、仁川空港からホテルまでの送迎費全部込みで7980円提示がある。これをシグナルと判断しソウル行きが決定。
それにあわせて、カメラ器財故障連続など不可思議なことが起こる。結局ソウルにはカメラ機材関連故障のまま出発となる。
ソウルでのトラブル類は『日本のフィクサーME・パート2』で紹介。


尚、訪韓の際に、私に絡めた形で張成沢事件が起こる。(詳細は「日本のフィクサー〝ME〟続編メモ(六)・国際緊張緩和のための情報公開・中国から韓国へ:1・訪韓」http://hamatakachan.uh-oh.jp/?p=16754)参照。



《資料―2・人の繋がりについて》
最初にはっきりさせなければならないことは、私は、友達をつくるのに時間がかかるタイプということである。盧武鉉大統領を「心の友」と呼び始めたのは、盧武鉉大統領が死亡した後になる。
ミスター・オバマを我が友と呼び始めたのは、2013年頃からである。
ミスター・オバマが大統領になって5年目頃である。

他方、野田佳彦総理は菅直人氏の後継となる。
菅直人氏との関係は実に1977年か78年頃に起因する。


大学院の指導教授・内田満先生が「浜田君、修士論文を書くならば、自民党の議員に会ってきなさい。僕の名前を出せば誰でも喜んであってくれるから」と有り難い言葉を頂いた。当時、先生は自民顧問をされていたようだ。
当時でも今でも、国会議員は若手ならば誰でもあってくれる。「先生の名前をだしたら」とは当時の大物国会議員を指しての発言と思われた。
当時の若手が小泉純一郎氏や小沢一郎氏などだと思う。


しかし、僕はそのときに、国会議員に会いにいくならば市川房枝氏にしようと決め込んだ。今から考えれば非常識であったが、アポイントメントなしで市川房枝氏に会いに行った。確か婦選会館だと思う。
「市川房枝さんに会いたいのです」というと「会わしたげる」で、長時間一対一でのインタビューとなった。そのときの市川房枝さんの選挙参謀が若き菅直人氏であった。まだ菅直人氏が国会議員になる前の話である。

そこから菅直人氏とは薄い縁がある。そして、やがて菅直人氏が民主党のリーダーとなる。その上、救済依頼文書を2000年、2004年、2010年と菅直人氏には送付し続けている。書留で。

更には、2010年に尖閣問題で菅直人氏と温家宝首相の間に入っている。
その菅直人氏の後継が野田佳彦君である。
しかも、野田佳彦君が早大政経学部政治学科の学生であったころに、私は早大大学院政治学研究科の大学院生であった。その関係で、野田佳彦君の試験監督などはしている。
勿論(もちろん)、野田君と私が習った共通の教師は多いと思われる。ゼミですらどうなっているか不明である。

TPP問題で、野田君にアドバイスしたのは2011年頃である。まだ訪中前であり、同時にオバマ大統領と今ほど親しくない時期である。
これらが本来ならば、今回の原稿の前置きに該当する。
尚野田君にアドバイスした内容をメモしたはずであるが出てこないため簡単に記した。
☆☆☆☆☆☆
☆☆☆☆☆☆

《次回へ続く》

 

(2017年11月24日20:43追記)

野田佳彦君はウィキペディアによれば「TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)推進論者である」そうだ。今知りました。

そのくらい、TPPについては私は知りません。政経講師や模試作成などの仕事は大昔に辞め、家事洗濯、起業に専念していれば当然です。私が言うのは総論(世界の指導者は武力ではなく話し合いで問題解決をなど)のみがほとんどです。

食器洗い、掃除、墓掃除、畑、書類の整理、家の整理が、TPPよりも、私の場合には優先されます。常識でもあります。2015年末頃は誰かが、何かのデマをアメリカ政府などに流したと、本日分かりました。私はアメリカ政府含め他人に媚(こ)びる必要はありませんが、事実は事実です。

上記の2011年か12年に野田元総理に言ったのは、内村航平君がロンドンオリンピックでスランプ時にほぃとテレビに登場したときと同様に、条件反射で言った言葉です。

野田元総理が民主党内調整とアメリカとの交渉の板挟みか何かで憔悴(しょうすい)している姿を見たときだと思いますが、詳細は忘れました。

(★★★2017/11/25 7:00追記)

Twitter17-231-3。230-4関連。野田君、現行のTPPには反対との事。この件はここまで。
野田佳彦幹事長は25日午前のNHK番組で、26日召集の臨時国会で最大の焦点となる環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)承認案・関連法案について「守るべき国益を守っていない。現行の協定案に賛成するわけにはいかない」と述べ、反対する姿勢を明らかにした(産経2016.9.25 )

下記参照。野田佳彦氏には野田佳彦氏の言い分があると思います。興味のある方は本人に直にお聞き下さい。私は多忙のためここまでとします。

民進・野田佳彦幹事長がNHK番組でTPP反対を明言 「現行案に賛成できない」(産経2016.9.25 )
http://www.sankei.com/politics/news/160925/plt1609250008-n1.html