日本のフィクサーME・続編メモ:(三)第一次安倍総理、麻生総理誕生に関する裏話―1・第一次安倍政権

日本のフィクサーME・続編メモ:(三)第一次安倍総理、麻生総理誕生に関する裏話―1・第一次安倍政権

《全箇所共通注意事項》

(1)著作は、原則として、十二回の見直しをして作成している。
(ブログは、通常、一回程度の見直ししかしていない。)
今回の原稿は、この十二回の見直し以前の単なるメモである。
そこで、作品時点では大きく様変わりするであろう。
それを頭に入れて読んでいただきたい。

(2)この文書は、故意に嘘(うそ)を10パーセント程度いれている。どこが嘘かは公開できない。善良な第三者に迷惑をかけないための措置である。
総論として、この文書はフィクションとして書いている。

(3)『日本のフィクサーME』登場人物のキャラクターなどは以下を参照願いたい。
安らぎ文庫>>6-1・『日本のフィクサーME・下』《『日本のフィクサーME』登場人物の紹介》
http://h-takamasa.com/book-01/custom57.html

◎風景描写→字数の関係で、メモではごく一部を除き風景描写は原則として大きく省略する。


【構成】
◎続日本のフィクサーメモの主要な掲載内容は以下である
一・今週の歌苦闘模様と君が代の国籍問題(曲はドイツ産か日本産か)→掲載済み。
二・党派中立宣言と伊勢志摩サミット協賛の裏話→二の後で予定
三・第一次安倍総理、麻生総理誕生に関する裏話→今回掲載

四・皇室問題に絡めた私への誹謗(ひぼう)中傷攻撃について→掲載済み
五・オバマ・アメリカ前大統領と私の秘密の暗号と長崎訪問裏話
六・世界の問題で△△問題の裏話(当日まで機密。誰も助かることはあっても困ることはない話であるが当日まで機密。)

一~三→いずれも、2017年3月20日深夜から、21日未明にかけて居酒屋徒然草(つれづれぐさ)での会話とする。
 ※3月21日早朝解散し、私だけは播州赤穂を経由して帰路に就く。

四~六→四→2017年5月1日・大阪・居酒屋徒然草。五~六→同年5月2日お嬢の寺への道中とお嬢の寺での会話とする。


 前後するが、今回は、上記三に入る。今回の第三話は2~3回に分けて掲載する。

◎舞台→今回の三該当箇所は、3月20日深夜から21日にかけて大阪の居酒屋徒然草での会話である。

◎登場人物→ボン(=私)、布袋(ほてい)さん、明神(みょうじん)君、はかせ、それに徒然草のママさん。

三・第一次安倍総理、麻生総理誕生に関する裏話―1・第一次安倍政権


居酒屋・徒然草(つれづれぐさ)は古さを逆に取る作りをしている。
既に『日本のフィクサーME』(パート1該当)で述べた通りである。

古くなれば古くなるほどよく、傷がつけば傷がつくほど味を出す作りをしていた。
後者はジーパンなどにも応用されている。
前者は中宮寺・弥勒菩薩(ぼさつ)を思い出すがよい。
像ができてからですら、アメリカ独立宣言後から今日までの四倍以上の月日を経ている。
像ができる前の木の樹齢を考えると何年ものか不明である。
ちなみに、法隆寺の柱の一部は創建時に樹齢二千年の木を使ったという。
すると、現在の法隆寺の柱の一部は約四千年前の木となる。
弥生時代どころか縄文時代の人たちが見ていた木を、現在見ていることになる。

具体的には、徒然草の大半は黒塗りで、漆(うるし)仕上げをしていた。
また、徒然草のママさんに言わせると柱の長さを故意に変えたそうである。
この徒然草で、例の三人、布袋(ほてい)さん、明神(みょうじん)君、はかせと私との会話の続きである。
ときどき、ママさんが口を挟む。

今回は第一次安倍内閣誕生のときと、麻生総理誕生のときの裏話である。
途中、長老の話を織り交ぜる。

長老なるものは邪魔な存在のときもあれば、日本の物語・姥(うば)捨て山ではないが、必要なときもある。温故知新という言葉すらある。
同時に、古くなれば古くなるほど味の出るつくりが可能ならば、人間などの動物ではそれは不可能なのであろうか、という疑問もある。



布袋:ところで、ボンは右転回して、保守本流に合流したのかい。

ボン:何度も言っているだろ。
党派中立・宗派中立って。
マザーテレサを思い出してよ。
彼女は、死を待つ家で死んだ人の葬儀をするときに、その人が属していた宗派を重視したことを。面倒みてあげるから、カトリックに改宗せよとは言っていない。
僕も同様だ。

だから、与謝野馨さんが自民党に復党したり、野中広務さんが自民党に復党したりしたときに、彼らが本当に自民党を愛しているならば、年齢の問題から言っても、ある意味で、お目でたいという気になった。

阪神ファンでも、王さんや長島さんが、巨人のOB会などに戻ったときには和(なご)やかな感じがするのと同様だ。

勿論(もちろん)、辻本清美さんが年をとって社民党に戻っても同様だ。
もっと言えば、野坂参三氏が生きていて、(彼の行為が、スターリンを銃と考えれば、事実上の正当防衛とみなされ)名誉回復して、共産党に戻っても同様だ。
鳩山由紀夫氏が民進党に戻れば良いと思うことなどはしょっちゅうだ。
勿論、内政不干渉と同様の原則で口出ししたことはないけれどね。

僕も年を取ると、そうした心境になる。
しかも、テレビやビデオを通じて政界と会話だなんて、この世の出来事とは思えない。
すると余計に、既成政党などへのしがらみや、固執や、ファン的要素はなくなる。
何が事実か、あの世にいくまで分からないとなる

ママさん:わたしゃ、先生は学生運動に関わっていたときがあられるから、左翼で、共産党の人かと思っていたわ。

ボン:確かに、僕は大学時代に自治会再建運動に関わっていた。
勿論、非暴力派だけれどね。
組織ではなく、個人で言えば、絶対的暴力否定派だ。
だから、十年ほど前にNHK教育テレビが「「60~70年代の学園紛争は懐かしい。ヘルメットに…あの頃はよかった」と言ったときには激怒し、テレビに怒鳴(どな)ったよ。
「何が、懐かしいだ。
ヘルメットをかぶり、他の学生を殴るため、ゲバ棒を持って学校にくるのがどこが懐かしい。何が良かっただ。
教育機関・学校内での暴力をNHKの教育テレビで肯定するとは何事だ。
池田小学校事件のときとは逆の発言ではないか。
公共放送の、しかも教育テレビで、おまけに強制的に受信料までとっておいて…」と。

はっきり言えば、あのような行動は暴力団と同一だと思っているし、今でも憤慨している。

それと、僕はもう三十年以上、どの組織・団体とも関わりはない。
世界連邦を唱(とな)えているけれども、その種の団体にも入らない。
家に監禁されているから分かるだろ。
赤旗日刊紙は大昔見たことはあるけれど三十年以上みたことはない。
共産党員にも、自民党員にも、公明党員にも、社民党員にも、民進党員にも友達はいる。
ただそれだけのことだ。


ただ、安倍氏や麻生氏のことをかいておかないと、無理矢理彼らと敵対関係にあると暗示をかけられたり、その逆をやられたりで弱っている。
僕は仮想敵はもたない主義だし、実際に持たない努力もしている。そのことを過去に遡(さかのぼ)り、書いておこうと思っているだけだ。
迷惑千万だ。


明神:そう言えばサー、高市早苗氏が、ボンちゃんの友達に共産党員がいるのを知っているというような脅しをテレビからかけてきたことがあったって怒っていたときがあったね。

布袋:高市早苗さんてかわいいことを言うのだね。
ボン、共産党員の友達って温家宝前首相のことかい。
『日本のフィクサーME』に書いていたけれど温家宝前首相とは親しいのだろ。
彼、確か共産党員だね。
それとも、習近平国家主席李首相とも友達となったのかい。
ジェイコブ・ズマ南アフリカ共和国大統領も共産党員だろ。
高市早苗は彼のことを言ったのだろうか。

ボン:さ~あ。
大学時代の自治会再建活動の中に共産党の人がいたり、…ことをさしていたのかもしれないけれど、五十年近い昔の話だ。
もちろん、彼らの一部とは、今でも友達づきあいはする。
性格がよければ誰とでもね。
僕が三十年以上、どの政党にも・どの団体にも属していないことは『閉じた窓にも日は昇る』に書いている。それを買って読めば分かるだろうとなる。この本、たった百円だ。
それも、楽天などでは、この本を買えばポイントバックその他で百円以上入るから、百円の損失ではなく、逆に数百円入るのだ。


それとね、アメリカ政府や中国政府などは、僕がどの政党にも属していないのは確実に知っている。僕に関する情報はアメリカ政府や中国政府は日本政府の何倍も持っている。
中国に行ってびっくりした
中国政府なんて、僕の好き嫌いまで全部知っていた。
7日間の旅で、食事が18回ついて、「みんなでお皿を」方式で、約180皿でて、僕の嫌いなものは一皿あるかどうか、だ。
それ以外でも、近所のどの家と何でトラブルかとか、高所恐怖症、方向音痴、ダイエット中、〝甘からず・辛(から)からず〟が好き、野菜主義者…全部知っていた。

明神:ボンちゃんサー、日本政府もボンちゃんのこと調べていると思うよ。
当然、ボンちゃんがどの政党にも属していないことは百も承知だ。
だけれどサー、面白半分に隠しているのだ。
だからサー、高市早苗氏なんかは国家の中枢情報には疎遠(そえん)なのだろ。


布袋:ボン、続編メモ2(順を逆にしてメモ3の後で掲載予定)を聞いてからと思ったけれど、どうして安倍総理は2016年から突然ボンに近づいてきたのだろうか。
そして、2017年から逆の風って
ところで、ボンは小泉純一郎氏と気があっていたみたいだね。
麻生氏や安倍氏についても裏の話を何か知っているだろ。

ボン:2013年以降の話は後にして、安倍政権と麻生政権のときの逸話だけ話そう。

はかせ:御利益のあるところだけですな。


ボン:では安倍総理誕生と麻生元総理の話をするよ。
特に麻生氏は今回初公開だ。
明神:安倍総理誕生って、第一次のかい、それとも第二次か、どちらのなの。

ボン:第一次安倍政権の方だ。
2005年後半か、2006年前半頃、小泉さんが、次の総理は安倍氏でいこうかという雰囲気だったんだ。
そこで、僕は条件反射で言った。
『それはまずい。どうしても安倍氏でいきたいと思っても、ここは順番が違う。
まず福田康夫さんが先で、その後で安倍晋三氏だよ』

はっきり言えば鷹派(たかは)、鷹派でつなぐと、変化がない。
すると、どうしても有権者は小泉純一郎氏と安倍晋三氏の比較に入る。
そうなると現状ではどうしても、安倍晋三氏は小泉氏に比べて小粒に見えてしまう。
だが、福田さんならば、鳩派に属するため、小泉純一郎と福田康夫の比較はできない。
それに冷え込んだ日中関係の改善にもなる。
その後で安倍晋三氏だ、と。
野球でも、速球派の後の中継ぎは技巧派とか、アンダースローのピッチャーだ。
剛速球を投げる投手の後で、速球派はまずい。

布袋:その通りだ。それで小泉総理は何て言ったの。

ボン:『総理はなろうと思ってなれるものではない。
時期というものがある。それを逃したらいけないのだ…』。
そんなことだったと思うよ。



明神:でもサー、ボンちゃんサー、安倍総理を退陣に追い込む一つの要因が、ボンちゃんの原稿『親方日の丸』だったんではないの。

ボン:確かに、あの原稿の草稿段階と呼応して、大騒動(国民年金・社会保険庁問題)が拡大した。
でも、あれは雇用能力開発機構分析を応用しながら、社会保険庁の構造分析を科学的にした書物だ。
僕が受けた危害からの救済依頼でもある。
だから、あの本の中で、安倍氏個人の批判はしていない。
しかも、僕は総理は八年を目処(めど)に四年は絶対にすべきだと言い続けている人間だ
それは既刊の『日本のフィクサーME』(※注1)に書いている。これもたった百円(欧米ではたった一ドル)だ。

しかも百ページと更に詳細な資料付きで。KindleでもKoboでもでているからまず買って読んでみてくれとなる。

……中略……

☆☆☆(※注1)『日本のフィクサーME・上巻』(Kindle版・Kobo版、各百円)、2015年::『同上書』の二・小泉純一郎登場の箇所から抜粋☆☆☆
……
人は僕が小泉氏に取り込まれたと勘違いをしている節(ふし)があったけど、僕は政策面で自説を曲げたことはないよ。彼も同様だったけどね。但(ただ)し、日朝平壌(ピョンヤン)宣言に関しては、僕は彼にエールを送り続けたけどね。後に彼が拉致家族問題で批判されても、日朝平壌宣言だけは高く評価していたよ」
「ボンちゃんサー、ではどうして取り込まれたと人は誤解したの」
そこで、私は明神君に私の三点の基本姿勢を解説することにした。

第一は、私は完全党派中立をしており、党派中立宣言をしている以上、まして全政党に私の救済依頼文書を送付している以上、どの政党に対しても諮問をされれば原則としてアドバイスをする。私はどの政党にも所属していないから尚更である。しかも、それは国民全体の利益に叶(かな)うことや何よりも枠という視点からのアドバイスである。

第二は、私は政治経済学専門家として、日本の政治システムの枠の構築を常に力説している。私が常に強調している枠の一例としては、日本の総理大臣の任期問題がある。総理は八年間務めることを目処(めど)に最低でも四年間はその職を全(まっと)うすることが、民主主義国家ましてや先進国であれば必要不可欠、と私は考えている。

例外は、内閣不信任決議権が可決された時、総理が大病や死亡した時、任期満了の総選挙時のみである。万一、東京都知事が半年置きか一年置きに交代したならば行政はどうなるか、である。行政は麻痺し、政治家は単なる飾りとなり、都の職員(官僚)が全てを牛耳(ぎゅうじ)ることとなる。ましてや総理の場合には対外的信用問題もある。

 第一、総理や大統領が一年置きに交代する先進国などはありはしない。日本の学生の相当数は戦後のアメリカ大統領の名前を全て言える。しかし、戦後日本の総理の名前を全て言える者は少ない。私と相対立する総理であっても四年間は続けるべきだと提言し続けている。

 そこで、小泉氏か誰かから安倍氏の陰の指南役として諮問を求められれば、安倍氏と僕の間で政策面で不一致があっても、枠を重視するため絶対に四年間は総理を続けるべきだと回答し続けた。他の総理のときも指南役は降りていても、同様であった。麻生総理のときもである。

私が政策面で興味を持っている政党・団体が伸びるかどうかよりも、この枠(わく)が壊(こわ)れると民主主義・議会制度自体への不信が起こり、日本の国家秩序が崩壊する危険があるからである。
 因みに、安倍総理のときは病気でもない限り絶対に辞めるべきでないと言い続けていたときに、立花隆氏が突如TVに登場して「安倍氏は病気かもしれない」と意味ありげなことを言ったことがある。それから本の少しして安倍氏が病気で辞任した。
☆☆☆抜粋終了☆☆☆

布袋:では麻生さんのときの話をしてよ。

(次回へ続く)