日本のフィクサー〝ME〟続編メモ(六)・国際緊張緩和のための情報公開・中国から韓国へ:2・訪中と北朝鮮問題

(見出し)張成沢事件から本年の金正男暗殺事件と繋がっていく。尚私の訪韓と2013年12月張成沢事件の絡み合いの原因は同年5月の訪中の際の深夜演説にあった。誤解かデマが原因。当時の演説内容を公開。又張成沢、金正恩、金正男、韓国旧政権との…

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日本のフィクサー〝ME〟続編メモ(六)・国際緊張緩和のための情報公開・中国から韓国へ:2・訪中と北朝鮮問題

《全箇所共通注意事項》

(1)著作は、原則として、十二回の見直しをして作成している
(ブログは、通常、一回程度の見直ししかしていない。)
今回の原稿は、この十二回の見直し以前の単なるメモである。
そこで、作品時点では大きく様変わりするであろう。
それを頭に入れて読んでいただきたい。

(2)この文書は、故意に嘘(うそ)を10パーセント程度いれている。

どこが嘘かは公開できない。善良な第三者に迷惑をかけないための措置である。
総論として、この文書はフィクションとして書いている。

(3)『日本のフィクサーME』登場人物のキャラクターなどは以下を参照願いたい。
安らぎ文庫>>6-1・『日本のフィクサーME・下』《『日本のフィクサーME』登場人物の紹介》
http://h-takamasa.com/book-01/custom57.html

◎風景描写→字数の関係で、メモではごく一部を除き風景描写は原則として大きく省略する。

※今回から、以下本文の青字はクリックすれば、ウィキペディア等にリンク。

(If you clicks a blue character,a blue character will link to Wikipedia etc.) 

今回は、見直し不十分のため、誤字・脱字、不適切表現があれば後日修正します。

●最終修正:。:

□(本日、人権委員協議会の誤配達封筒の後始末で見直しができないまま掲載。)

 

日本のフィクサー〝ME〟続編メモ(六)・国際緊張緩和のための情報公開・中国から韓国へ:2・訪中




布袋(ほてい):

前回聞いた、張成沢(チャンソンテク)氏が失脚・処刑される経緯と、ボンの2013年12月訪韓が同時進行で起こったことは前回聞いた。
その原因が同年5月の訪中と関係があるようだといっていたけれども、何のことだい


ボン、中国の旅の全体の話はいつかゆっくりと聞くとして、ボンの訪中と金正恩と金正男の関係の話だけを聞きたい。
何を喋(しゃべ)ったのだい。


ボン:
まず、断っておく。
僕は、諜報機関の元締めではないから、マスコミなどと異なり、情報は持っていない。
要するに、新聞やテレビで流している情報しか知らないということだ。


明神:
しかしサー、ボンちゃんの場合にはほかの人との大きな違いがある。
政治学者やオピニオンリーダーは様々な資料を集めて分析をして喋(しゃべ)る。
ボンちゃんのはサー、逆だ。
ボンちゃんが言ったことをサー、国内外の政治家が参考にして政策を作成・実行することがよくある。
もう一つは、ボンちゃんのパソコンにだけ、特定の情報が流されている可能性が高い。
最後に、ありきたりの情報でも、ボンちゃんの分析能力で分析をする能力だ。

ところでサー、金正恩と正男についてだけれど、特別な情報を持っていたの。


ボン:
僕は金正恩と正男に関する情報はほとんど持っていない。
また、この件については僕のパソコンに特別な情報が送られてきた形跡はないと思う。
ただ、当時、報道ステーションSUNDAYという番組の中で、確か後藤謙次氏がこの問題を解説しているのを聞いただけだ。
もし、その内容が僕だけへの機密情報ではないならば、世間の人が知っている程度の情報しか持っていないことになる。
否(いな)、あのときの内容が本当にテレビ放送ならば、金欠で新聞も購読していないため、世間の人以上に、僕はその件は知らないのが事実だ。


明神:
ではサー、どうして、張成沢(チャン・ソンテク: 장성택、1946年2月6日 – 2013年12月12日)の件がボンちゃんのサー、訪韓と絡んだのだい。


布袋:
明神君、ちょっと待って。
まず、問題を整理する。

①ボンは通常の人よりも情報は所有していない。何故(なぜ)ならば、金欠で新聞購読は止(や)め、テレビは諸挑発で見られない状態がつづいている。

NHKなどに受信料を支払うべきではなく、逆に慰謝料・損害賠償が筋なくらいだ。

②ただし、ボンには世界中からボン用に特別情報が送られてくる可能性がある。

③また、ボンの場合には他のオピニオンリーダーなどと異なり、解釈ではなく、ボンの言葉が政治経済や世界を動かす可能性がある。

簡単にまとめればこうなる。
そして、②に関しては訪中前の報道ステーションSUNDAYでの、後藤謙次氏「金正恩、金正男…」関連の報道がボン以外の人も見る通常番組ならば、これは機密ではない。まず、この番組での後藤発言が放送で流されたかどうかの確認が第一だ。
流されていれば、ボンは通常の人以上に、「金正恩、金正男…」の件は知らないとなる。
万一流されていなくても、ボンにそれが事実かどうかを確認する手段はない。悪まで、後藤謙次氏の話でしかない。

最後が③だ。
要するに、ポイントはボンが中国で発言した内容だけだ。
もう一つ、ボンの④分析能力などがあるが、それは今回の件とは無縁だ。何故ならば、ボンがそうした原稿を書いていないし、超多忙で、あの頃北朝鮮問題にかかわっていなかったからだ。
だから③だけが問題だ。
先に明神君が言ったようにボンの発言が政治家を動かすことが多々あるから。
それで、中国で何を言ったの。


ボン:
僕が中国でその件について言った内容は『真相2013年』という原稿に記述して、2014年頃に出版社に送付ずみだ。
念のために、その原稿は僕の住んでいる元市議のSさん(必要があれば実名で記述する)にも送付している。

そのときの原稿の中から、北朝鮮関連発言の部分だけを、そのまま下記に引用しよう。

☆☆☆☆☆

☆☆☆☆☆
☆☆☆拙著『真相2013年』(後に『日本のフィクサーME・パート2』として出版予定)☆☆
 ⑭北朝鮮問題解決の在り方。
 北朝鮮の動きを、私は極左冒険主義的おねだり外交と分析している。経済が疲弊しすぎている。北朝鮮にとってのカンフル剤は市場開放経済に舵(かじ)を切ることである。私はこの事を十年以上前から言い続けている。
 中国の市場開放政策やベトナムのドイモイ政策型経済に全面的に舵を切らせることである。詳細は第4章に今回は書いている。
 なお、金正恩(キム・ジョンウン)を兄の金正男(キム・ジョンナム)に置き換える動きがあると、インタネットなどで情報が流れている。真偽のほどは知らない。確かにこうした手法は韓国の朴政権時などでは通用したかもしれない。

 しかし、それは昔の話であり、今は、そうした手法は余り良くないと思う。
 第一、フセインを殺害してもイラク情勢は混沌としている。そこで、急がば回れで、市場開放政策のメリットを訴える中で、北朝鮮を市場開放政策へ舵を切らせることが、国際政治の安定に繋がると思う
☆☆☆引用終了☆☆☆
※ここに書いている朴政権とは朴正熙政権を指す。
☆☆☆☆☆☆


ボン:
これが、僕が中国で真夜中に言った、北朝鮮問題に関する独り言(演説)だ。
これは先の如く、2014年に出版社や元市議に送付済みであることを再度言っておく。

明神:
ではサー、後藤謙次氏はサー、誰が金正恩氏を正男氏と置き換えようとしていると言ったのだい。
アメリカか、中国か、韓国か、ロシアか、北朝鮮内部でか、日本がか…。


ボン:
後藤謙次氏は僕がテレビを見ている範囲では、該当国の名前を出さなかったと思う。
少なくとも、僕は覚えていない。
だから、僕は、どの国がそうした計画を持っていたかは当時は知らない。
それにそうした計画が本当にあったか・どうかすら知らないのだ。


明神:
昨年にはサー、朴槿恵政権下で金正恩暗殺計画があったってサー、各種マスコミが書いていたね。

では韓国前政権なのだろうか。
インタネットには朴槿恵氏が議員のときに金正男と会ったと書いてあった。この記事を御覧。


☆☆☆☆☆☆
☆☆☆(以下「ニューズウィーク・ジャパン」より引用)☆☆☆
☆☆☆☆☆☆
韓国の有力週刊誌・週刊京郷は11日、スクープ記事を放った。2002年に北朝鮮を訪問した朴槿恵議員(当時)が、訪朝後数年間にわたり北朝鮮と連絡を取っていた際の「メッセンジャー」こそが正男氏だというのだ。

朴槿恵氏は当時、2002年から2012年まで「ヨーロッパ・コリア財団」の理事を務め、北朝鮮の大学生を欧州へと留学させたり、普天堡(ポチョンボ)電子楽団の来韓講演などを企画したりしていた。
こうした事業を進める上での北朝鮮とのやり取りに、北京にいた正男氏が関わっていたという。

手紙は同財団の関係者が北京で正男氏に渡し、そこから張成沢(チャン・ソンテク、金正日氏の妹婿)氏、金正日総書記へと伝わった。

週刊京郷が入手した当時のEメールには興味深い内容が多い。

例えば2005年12月1日に正男氏が財団宛てに送ったメールには「来年2月23日が叔父(張成沢)の還暦なので、韓服(チョゴリ)を仕立てたい」とある。これに財団側は「詳しい体のサイズが必要」と返すと正男氏はその内容を送ってきている。さらには韓国国内の有名占い師に叔父の運勢占いを頼んだ内容もある。厄払いのお札まで北京経由で送ったという。

2012年に亡命を打診
この記事の極めつけは、2012年の大統領選挙(与党の朴槿恵候補、野党の文在寅候補が出馬し朴候補が当選)の直前に、金正男氏が亡命しようとしていた具体的な状況が暴露されたことだ。
……
☆☆☆☆☆☆
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/02/post-6993.php
金正男氏を死に追いやった韓国誌「暴露スクープ」の中身
2017年2月16日(木)15時59分
☆☆☆(引用終了)☆☆☆
☆☆☆☆☆☆


ボン:
朴氏と金正男の繋がりと言うか、会談の記事も2017年11月13日1時12分に初めて読んだところだ。

韓国で金正恩暗殺計画があったということは、本年(2017年)夏頃、ニュースでみた。そのニュース記事をデータベース保存していたので、今掲載しようと思ったが、何故かでてこない。
代わりの記事を探していると次の記事がでてきた。
この記事は2017年11月13日13:17見たところだ。
朝日新聞からのまた引用なので、新聞を購読している人は知っているだろう。知らないのは新聞購読していない僕だけだ。

☆☆☆☆☆☆
☆☆☆(以下ゴゴ通信より引用)☆☆☆
☆☆☆☆☆☆
朴槿恵元大統領が金正恩北朝鮮労働党書記を事故死と偽装させ暗殺し、指導者を交代させる作戦に承認していたという。

これは朝日新聞が6月26日に報じたもので、韓国メディアもそれを報じている。
朝日新聞によると朴槿恵元大統領は2015年12月の南北当局会談が決裂した後に、北朝鮮との関係が対立しようとするさなか北朝鮮の指導者交代を目標とした作戦に承認したという。

この作戦は国家情報院には具体的な作戦内容は知らされていなかったが、金正恩の失脚と亡命、暗殺などが含まれていたという
……

「朴槿恵元大統領 金正恩を暗殺して指導者を交代させる作戦に承認していた」(ゴゴ通信所収)
http://gogotsu.com/archives/30617

☆☆☆(引用終了)☆☆☆
☆☆☆☆☆☆



明神:
ではサー、どうして中国は金正男氏を預かったのだい。


布袋:
それは、どうも、金正日氏の方が中国に頼んだとウィキペディアには書いてある。

☆☆☆☆☆☆☆
☆☆☆(以下ウィキペディアより引用開始)☆☆☆
☆☆☆☆☆☆

2009年6月5日に、西側諸国のメディアで「金正男が滞在先のマカオから中華人民共和国(若しくはアメリカか韓国)に亡命する見込みが強まっている」との報道がなされた〈。〉三男の正恩を後継とする体制づくりが急ピッチで進んでいたとされる。

だが、6月9日にマカオでテレビ朝日の「報道ステーション」の単独インタビューに応じ、「後継には興味はない。個人的にこの問題に興味がない。政治には興味がない。後継者については報道で知り、事実だと思う。父が正恩を寵愛している。いかなる決断も父がする。父が決断すれば従わなければならない」と語った。

なお、この頃から正恩による正男暗殺が企てられたことがあり、正日が正男の暗殺阻止のため、中国政府に正男の身辺擁護を依頼したとも報じられている。


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E6%AD%A3%E7%94%B7
☆☆☆

☆☆☆(引用終了)☆☆☆
☆☆☆☆☆☆


ボン:
僕も、そうした経緯は最近知ったところだ。


明神:
ではサー、中国は金正日氏に頼まれたので、過去の金正日氏と中国指導部との関係で、断れないので預かっただけなのかい。


ボン:
先にも言ったように、僕はその件の情報は通常の人よりも持っていない。
そして、もし、僕の言動が国内外の政治家に影響を与えるとすれば、先に言った通りだ。
しかも、その内容は2014年頃に『真相2013年』という書物にまとめ、出版社や地元の市議会議員などに送付済みだ。
だから、今、この場で適当に言っているのではない。
2014年頃に僕の原稿をみた何人もの証人がいる。

この原稿は集英社の懸賞論文にも応募したから、そのときに審査員であった姜尚中氏なども見ていたら覚えているかもしれない。

少なくとも元市議Sさん(必要があれば実名で記述する)は見ているはずだ


☆☆☆☆☆

☆☆☆☆☆《解説》☆☆☆☆☆

張成沢(チャン・ソンテク: 장성택、1946年2月6日 – 2013年12月12日)氏は、私の訪韓が決まるまでは金正恩体制における実質的なナンバー2と見られていた。
彼の妻金敬姫(キム・ギョンヒ、김경희)(1946年 – )金正日の同母妹である。
なお、ナンバー2だった張成沢氏と金正男氏は近い関係にあった、との記事もある。

★★★★★★

☆☆☆☆☆☆☆
☆☆☆(以下引用開始)☆☆☆
☆☆☆☆☆☆

浅川新介『金正男氏殺害事件から1カ月余 囁かれる「張成沢氏粛清余波」説』(サンデー毎日2017年4月 2日号所収から以下抜粋)

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄である金正男(ジョンナム)氏がマレーシアで殺害されてから1カ月余。「2013年末の張成沢(チャン・ソンテク)氏の粛清の余波だと見ていい」。殺害動機を巡るこんな分析が、韓国を中心に広まりつつある。

http://mainichibooks.com/sundaymainichi/international/2017/04/02/post-1481.html

☆☆☆(引用終了)☆☆☆
☆☆☆☆☆☆

★★★★★★



なお、金正日氏の二番目の伴侶が成蕙琳(ソン・ヘリム、성혜림、1937年1月24日 – 2002年5月18日)氏で金正男の母である。

金正日氏の四番目の伴侶が高英姫で金正恩氏の母である。大阪生まれで十歳頃まで大阪暮らしのはずである。


今書いていることは、今回の原稿を書くための資料集め途中で知ったことである。要するに、私は何も知らない。ただ、2013年5月の訪中の際に、先の言動をしただけである。
ところが同年・2013年12月の訪韓に際しては、私の日程にあわせて、張成沢氏問題が発生したことは前回述べた通りである。


私の訪中の経緯と、何故演説を夜中にしたのかなどは次回記述する。

その私の演説内容を誰かが故意にか、聞き間違いか、勘違いなどで北朝鮮に流したのではないかという疑惑である。

北朝鮮問題危機の中で、この誤解を解く必要を感じたことが『日本のフィクサーME続編メモ』を急遽(きゅうきょ)書くことになった理由の一つでもある。

私の訪中の際には大勢のお供がいたようである。

中国諜報網、アメリカ諜報網、日本の関連機関、多分韓国の諜報機関などなどが。さらに北朝鮮、その他の国も関与していたかもしれない。
もう一つ無視できないのは、私が駿合塾予備校(実存する予備校であるが架空名称に変更)講師時代に、私にとりついたように思われる、よからぬ集団・徒党などである。

ともかく、私に絡めて、物事の一部が開始したならば、今回記述の如く、それは誤解か、誰かのデマか、聞き間違いによるものか…であることだけが事実である。

続きは次回へ