夢か―4。四十八歳の三浦知良君を見て

四十八歳の三浦知良君を見て

TV での対話―3・平山画伯の思い出と「お~い、あれが宿禰(すくね)島だ」を作品化決定したことを、公式Blogに記載。
この公式Blogから62歳の挑戦を削除しようと思っていたが保留とした。

 

サッカーの三浦知良君を久々にNEWSで見た。
「男はつらいよ」のことを思い出した。
物には二つの考えがある。
ルーテーズが七十を越えてもプロレスをしたことがある。
①一つは七十でもできると夢を与えたという考え。
②一つはかつての栄光が台無しという考え。
晩年の「男はつらいよ」で私は②を言った。引導を渡した。井上ひさし氏は①の考えであった。では、私は常に②かと言えばそうではない。

 

「男はつらいよ」は、晩年はやる気力を喪失しているように思えたので、②を言っただけである。そうでなければ①を言ったかもしれない。
だが、物事はもっと簡単に思える。宇宙に比べ無に近い人生。他人がどう思うと、やりたければやる。燃えなくなれば辞める。
私の場合は金欠で辞めようがない。よって妨害だらけでも毎日午前四時若しくは午前九時まで連続作業。だが、人生に本当に後がない。
そこで、公式Blogから62歳からの挑戦を削除するのは保留とした。
三浦君にアドバイスするような力量はない。単細胞の私は、原点に戻り、猛烈に進み、もし好きでやっているならば無の人生よりはましであろう、としか言えない。

 

人間の死。すきなことをしながら死ねる人間は幸いである。
「WBCの頃、王さんに、グランドで死んでくれ」などと無茶なことを言った人間の書くことゆえ、それを承知で読んで欲しい。勿論スポーツでも事故死は論外である。老監督が九十でもグランドにたっていて死ぬ、である。

 

今、「若いの、年の取り方をみせてやる」と、背中で言った、新藤兼人監督の私へのメッセージを思い出している。いつかそのことも記したいと思う。

 

今、「若いの、年の取り方をみせてやる」、と背中で言った、新藤兼人監督の私へのメッセージを思い出している。いつかそのことも記したいと思う。
チャップリンのライムライトを思い出しつつ。